チャーシュー、煮たまご、スープを作った翌日、メインとなる麺作りをしました。
以前にそばうちを経験していた子どもたち。
「そばのときより、かたーい。かたさがぜんぜんちがうよ」
「粉と水分がなじまんで、ずっとボソボソなんだけど、どうしよう?」
「(レシピにかかれてる量より)水をたしてもいいかな?」
「みんなの体重をかけてこねるんだー」(おんぶしあって生地に乗ろうとする)
そばのときとは、生地の様子が違うのでどこのグループからも驚きの声が聞こえました。
粉と水分をなじませようと各グループでの試行錯誤が見られました。
- 小さくわけて、こねる
- 大きい子の上に小さい子がおんぶしたまま、生地をこねる
(すぐに意味がないことにきづきましたが、その光景はおもしろかったです) - 手に水をつけながらこねる
この問題を解決しようと頭をひねらせていました。でも、その顔は問題がでてきて困っているというよりは「やってやろう!」という感じの挑戦者のようでした。
生地を1時間程度寝かせると、次は伸ばして切る作業です。
「初めて使うパスタマシーン。」
「あともう少しで手作りのラーメンが食べられる。」
いろんな思いもあり、子どもたちの表情はどんどん明るくなっていきます。
パスタマシーンをまわして、細い麺がでてくると「うわぁー。ほんとにラーメンができた。」と歓声があがりました。
できあがった麺をさっそく茹で、前日作ったスープ、煮たまご、チャーシューと一緒に試食をすると・・・
「チャーシューうまい!」「煮たまごおいしいね」「本当にラーメンつくれたね」「全部おいしいね」
全部手作りのラーメンは、思った以上においしかったようで、みんなの顔からは自然と笑顔がこぼれていました。
このラーメンづくりで、どれだけの驚きや感動の声を聞いたでしょうか。この驚きが彼らの知的好奇心をくすぶり、この感動が自信をつくったことは間違いないでしょう。