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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週の様子(7月3日)

<小学校>

 

ものづくり工房。学校がはじまって3週間たち、はじめてクラスにきた子たちも道具の扱いに、少しずつなれてきました。「ひさびさのカンがもどってきたよ!」と、熱心に木工にとりくむ声もきこえます。ツリーデッキの工事の計画もすすめています。チームで相談しながら、のびのびとデザインを描いています。まだまだ計画中ですが、みんなで思いえがいた大きな建物が、形になる日がとても楽しみです。

 

劇団ひらおだいは、舞台俳優の古賀今日子さんをお招きしてワークショップを行いました。まず、ウォーミングアップとして大きな声を出す自己紹介をしたり、鬼ごっこをして体をほぐしたりしました。そして、グループに分かれて講師が設定した場面での危機一髪をストップモーションで表す活動に挑戦しました。観客の意見を取り入れて、臨機応変にその場面を表現し、みんなで劇を作り上げる楽しさを味わいました。

 

ひらおだいファーム。「えだまめの豆ができてるよ!」「トウモロコシについているベトベトってなに?」「ヤバイ!きゅうりがぜんぶ食べられている!」など、畑にいくといろいろな発見がありました。また、野菜に関する疑問も出し合いました。「サツマイモの名前の由来は?」「トマトってなんであかいの?」これから、野菜の育て方や疑問を調べていきたいです。木曜日には、ポップコーンを食べたり、豆でっぽう大会をしたりして、景気づけをしました。どんどん楽しむぞ!

 

<中学校>

 

テアトル平尾台は、北九州弁の短い台本をリーディングし、グループに分かれてビデオ撮影をしました。慣れない方言に苦戦する子もいましたが、数回の練習で見違えるように上達しています。また、畑で育てている野菜が順調に育つように、草ぬきなどの手入れをしました。グループ劇や地域調べもするなど、今週も忙しく過ごしました。

 

くらしの文化館は、柵の基礎工事が終わり、柱がたちました。モルタルづくりや三寸角の木の切断、防腐剤塗りなど様々な工程がありました。地面が坂になっているので、水糸で高さをそろえて柱の高さを調整しています。垂直に立てる作業が難しく、基礎ブロックや柱に水平器を何度も当てて水平にしました。本には、「柵と塀の違い」「柵のルーツ」「いろいろな国の柵や塀」などの原稿も載る予定です。

 

グローカル・グループは、活動の内容を確認しました。主に「日本の産業」と「衣の仕組みによる犠牲」の二つをしらべて、本にまとめる予定です。クラスで育てている綿の間引きや草抜き、藍の種まきもしました。今度、綿農家さんのところへお話を聞きに行けたらと計画しています。

 

<寮>

 

寮のテラスで過ごすのにちょうどいい季節です。朝・夕の食事はもちろん、夕食後もまだ明るいので、おしゃべり、マンガ、折り紙、虫取り、それぞれの時間を楽しんでいます。