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自由学校子どもサミット〜高校生編
4つのユニークな学校から集まった高校生たちが、学校生活や教育、将来について意見を交換しました。市長さんにあいさつに行ったりちらしをデザインするところから、当日のセッティングや進行まで、高校生が全員でおこないました。雰囲気もよく、「ぜひ来年も」という声を何人もの方からいただいています。以下は、高校生の感想です。
◆「司会」という大役を任されて、とても不安だった。しかし、シンポジウムが始まると、自分の仕事を忘れてしまうほど話に聞き入ってしまった。その中でも、とても印象に残っていることがある。討論のとき、平和についての質問に「自分のまわりが平和でも、それだけでは平和とはいえない」という答えがあった。自由な学校で、みんなと一緒に生活しているからこそ出た答えだと思う。
授業の中で学んでいることや、きのくにでの生活が、価値観や考え方をつくっていく大事な基礎になっていることをあらためて感じたシンポジウムだった。(司会:明音)
◆今回のシンポジウムは非常に価値のあるものになったと、関わったすべての人が胸を張って言えるだろう。その思いの表れか、参加校のスタッフや保護者の方から「いいシンポジウムだった。ぜひ来年も開催してほしい」という言葉をいただいた。全体を通して、私たちが自由な学校で何をどのように学んでいるのか、日々何を思いながら生きているのか、といったことを伝えられたと思う。
また、発表しながらも学んだことは多かった。きのくににはないそれぞれの学校の個性を知ることができただけでなく、きのくににしかない良さも見つけることができた。(発表者:直樹)
◆討論進行係は、質問を考えるところから始まった。毎晩話し合って、大人にも相談した。考えに考え抜いた質問を同年代の人にぶつける。本番が楽しみだった。
開会するまではまったく緊張しなかったが、席に着くとドキドキでシンポジウムが始まった。どの学校の子どもも、自分の意見をしっかり持っていた。「学校をつくるなら、どんな学校にするか」という質問に対して、「学校はつくらない」と型外れな回答をしたり、堂々と自分の意見を話してくれた。
平和や核などの国際問題について、同年代の人の意見を聞いて、自分の意見を少し考え直した。シンポジウムであることを忘れ、楽しく終わることができてよかった。緊張は最後まで途切れなかったが…。(討論進行:諒)
<討論の内容>
・日頃の学校生活で感じたり思っていること
・平和とは何か。今の世界は平和だといえるか。
・社会に出たとき、どのような人でありたいか。
・学校をつくるとしたら、どんな学校か。