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1.基本的な考え
1998年にスタートしたきのくに国際高等専修学校は、国際的な視野を持ち、自分自身と私たちの社会について深く
考えたい、という人のための学校です。少人数で社会問題、国際問題、英語などを重点的に学習します。また、生徒 一人ひとりが本当に好きな対象を見つけ、それに向かって深く学ぶことができる学校でありたいと願っています。そ のために、次の3つ点を重視して授業をおこなっています。
<自己決定>
大人がすべてを決める教師中心主義ではなく、自分自身の発想、話し合い、実験、検証、評価などを大切にします。
<個性化>
画一主義の授業を少なくし、活動の多様化を図ります。そのため個人活動、小グループ活動、全体活動をできるだけ
柔軟に組み合わせます。
<体験学習>
教科書などの書物だけにたよるのではなく、実際的な活動や教材を通じて、より幅広く深い知識や技術を身につけて
もらいます。そのため積極的に学校の外にも出かけます。
一般の高等学校ではなく高等専修学校を設立した理由は、小規模で、柔軟かつ大胆なカリキュラムが組めるから
です。もちろん、高校と同じように3年間で大学入試資格も取れます。たとえ十分な資金があったとしても、私たちは 高校をひとつ作るよりも、いくつかのユニークな高等専修学校をつくる方を選ぶでしょう。
1年のは、おおむね次のように流れます。
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2.授業について
時間割の例
学年ごとの授業と、学年の壁を取り払った縦割りの授業があります。必修授業もありますが、選択授業も多くありま
す。社会系の授業が多いのが特徴です。
授業の方法は科目や担当教員によって異なりますが、共通しているのは、生徒が自ら考え、取り組み、学ぶ活動が
多く含まれていることです。調べものをしたり、発表をしたり、レポートを書く機会がたくさんあります。テストは年に2 回しかありませんが、生徒が忙しい学校です。 (ご参考「Q&A」)
きのくに子どもの村の小学校・中学校は、「宿題もテストも成績表もない」と知られていますが、高等専修学校にはそ
れらすべてがあります。成績表があるのは、大学などの入試に必要だからです。 ![]() ![]() ![]()
教員について
高等専修学校では、高等学校の教員免許を持つ常勤教員をはじめ、多くの人が授業や学校生活にかかわってい
ます。2009年3月現在の教職員数は、つぎのとおりです。
常勤教職員8名、小中学校との兼任5名、非常勤講師4名
また、学園長も週に1時間、授業を担当しています。
3.資 格
本校は、学校教育法の第82条の3に規定されている高等専修学校です。卒業後は高等学校卒業と同等に認めら
れます。大学入学試験はもちろん、国家試験なども受けることが可能です。
本校は単位制です。各科目につき、年間4分の3以上の出席が求められます。欠席時数が多いと単位は取得できま
せん。
一年は二期制です。つまり、4月〜9月が前期、10月〜3月が後期です。各期末には1週間の「期末評価ウィーク」
があります。
ペーパーテスト、レポート、発表など、方法はさまざまです。
4.卒業生の進路
本校では進路の相談にはのりますが、進路指導はおこないません。ひとりひとりが納得する道に進んでいます。
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