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2021年2月12日
▷今週の琴の音ファームのメインは、畑の野菜や米を使った料理でした。最近、「おいしくご飯を食べたい」という思いから魚定食が流行り始めました。今までは買ってきた魚で食べていましたが、今度は自分たちで釣り上げた魚で“魚定食”をつくるという目標をもって、水曜日の朝から釣りに出かけました。アジ、キス、アラカブ、イカを狙って釣り始めました。しかしながら、なかなか魚が餌を食べてくれません。釣れるものといえば地球ばかり。「かわち~ん、引っかかって取れない。助けて~」と言われ助けに行くと、また別のチームの針が「たすけて~」と…。このやりとりの繰り返しでした。そんなやりとりが続きあっという間に2時間がたってしまいました。釣果は残念ながらありませんでしたが、子どもたちは「また来週だ」とヤル気満々でした。
結局、今週の魚定食も買ってきた魚になりました。魚定食以外にも、おでん、大根のラザニア、野菜カレー、ハクサイとエビのオーロラソース炒め、ハクサイの味噌汁などをつくって食べました。お腹いっぱいになるまで味わって満足していました。
▷トンカチ工房は、先週に引き続き、トンカチハットの壁はり作業を進めました。先週の話し合いで振り出しにもどった壁はり作業は、枚数も多く、心が折れそうになりましたが、なんとか防腐剤を塗って、打ち付けるだけになりました。今週はハットづくりにピッタリの温かい日が多かったので、壁はりをはじめると一気に作業が進みます。窓やドアのことを考えての壁はりは、なかなか大変。でも、問題があると何でも話し合って解決している子どもたちです。
また、ハットの完成を目指しながら、旅行の調べものや本づくりの話し合いも始まりました。本づくりの話し合いでは、「まず本の名前を決めよう。」と決まり、思いついた名前を紙に書くようにしたら、なんと50個以上の名前の候補があがりました。これから忙しくなりそうだけど、思いきりよくばって楽しみたいと思います。
▷和華蘭館「ねごと」は、水曜日に正月料理をつくりました。メニューは、島原の具雑煮、日本の焼き餃子、中国の水餃子、オランダの正月菓子「オリボーレン」です。「春節」に興味が広がり、中国の旧正月について知りたいことを出していくうちに、和華蘭の3カ国を比べることになったのです。今回は和華蘭「韓」ということにして、韓国のキムチも漬けました。
さて、みなさんは、年に何回ギョウザを包みますか?「私は年に1回」「僕も」と話がはずむ中、水餃子チームは、皮から手づくりしました。中国の水餃子に入れる野菜は、なんとセロリで、みんな初めてでした。食べてみると、皮のモチモチがたまらない美味しさで、大皿の水餃子がほとんど空になりました。具雑煮は、地元の真太朗くんが味見して「いつもの味と同じ」とお墨付きです。50人分くらい出来上がったので小学生にも振る舞いました。あまりに具の種類がおおいので、質問されて、「島原の乱で、兵糧攻めにあった時、農民が野菜を差し入れてくれて、空腹をしのいだのが由来らしい」と和華蘭館メンバーは伝えていました。「オリボーレン」は、もちもち食感で、MスターD―ナツのPンデリングを超える美味しさと評判でした。
木曜日は、素焼きが終わった看板(磁器もの)の絵付けです。昨晩からワクワクとドキドキで寝付けなかった子もいたようです。豆皿では青一色でしたが、今日は色が増えました。それでも青一色を選ぶ子、カラフルな子がいて、仕上がりが楽しみでたまりません。和華蘭館博物館(仮)の展示づくりも進んでいます。 -
2021年2月5 日
▷琴の音ファームは、2日の節分を恵方巻とイワシの丸焼き、お豆をつかった料理で迎えようということになりました。「南南東ってどっち?」とそれぞれが自分でまいた恵方巻にかぶりつきながら、願いごとを思い浮かべていたようです。お豆にちなんで、あんこ餅をつくろうとしたグループもありましたが、臼に入れてから「だれからつく?じゃんけんぽん!」からはじまったので、すっかりもち米が冷えてしまいました。当然のことながら目つぶしもままならず、残念なことにお餅のかたちになりませんでした。かなりがっかりだったようですが「鉄と餅はあついうちにうて」の言葉が身に染みたのではないでしょうか・・・
木曜日の料理は、いつものようにファームの畑で収穫した野菜をたっぷり使って美味しいものがたくさんできあがりました。味噌味の白菜餃子、和風大根おろしハンバーグ、白菜のグラタン、かぶのお吸い物、肉じゃが、おでん等々。学校のみんなへのおすそ分けも恒例になり、自分のおなかも満足!喜んでもらえて大満足!の一日でした。
▷トンカチ工房は、頭と身体をいっぱい使った1週間でした。火曜日のトンカチハットづくりの前に、作業進行に関わるミーティングをしました。ハットの進み具合を楽しみにしてくれている堀さんに、今よりもっと見栄えがよくて、隙間がなくなる方法を教えてもらったからです。子どもたちは悩みました。なぜなら、一つのチームは壁板を10枚張り終え、他のチームは壁板を切り終える所だったからです。早速、現場でミーティングが始まりました。「また切りなおすのは大変だ。今の方法で隙間をなくす方法を考えたい。」「隙間から雨が入ってきたら困る、板の切り口が目立たなくなるからいい。」「今のままで、アイデアを見つけたい。」など意見が分かれ、近くの建物を見学することになりました。
水曜日、細かい細工の角材を打ち付けている壁を見て、「これは難しそうだ」と、作業時間を考える子どもたち。参考にしてきた小屋の壁を見て、「この小屋の壁、堀さんのアドバイスと同じだ!!」と、四つ角に角材を取り付けている小屋を見て感動していました。その場でミーティングとなり、「今なら引き返せる。」「板を切りなおすだけだ。」と前向きな意見が出て、最後は全員がやりなおす方向で賛成。そのあとの、壁の解体と壁板の切りなおしは、生き生きと取り組んでいました。
▷和華蘭館「ねごと」は、日帰り旅行に行ってきました。佐賀市にある佐賀県立博物館と美術館、武雄市にある佐賀県立宇宙科学館『ゆめぎんが』の3か所をめぐりました。常設展や企画展をじっくり見学し、学芸員の話に耳を傾けました。佐賀の歴史や文化、絵画や工芸品を学び、プラネタリウムでは宇宙に思いをはせた後、月面歩行や空飛ぶ自転車などいろいろな科学の体験を楽しみました。
木曜日は、水ぶき仕上げという工程を教えてもらいました。先週形づくった看板の小さなパーツの角をぬれたスポンジや筆を使ってやさしくなで、凸凹を取るという細かい作業です。焼く前の乾燥途中なのでとてももろく、細心の注意が必要です。近くで大人が「そろり そろり」とふざけても、集中力を切らさない子どもたちでした。その後、絵付け体験をしました。面相筆を使って素焼きの小皿に思い思いの絵や文字をかきました。磁器の白地に呉須という青い色がどのように浮かび上がるのか、できあがりが楽しみです。 -
2021年1月29日
▷琴の音ファームは、火曜日に畑に行き、野菜の生長観察と世話をしました。順調に育っていますが、ブロッコリーは早く食べてしまったほうがいい状態です。その後、旅行の話し合いをしました。「旅行に行く」と決まっていたので、2学期の話の内容を確認して、再度、行き先を調べました。焼き物(小鹿田焼き)の見学、地獄プリンを味わう、温泉に入るなどの意見が出されました。まだ、どこに行くか、何をするかは決まっていませんが、3月初旬には行きたいと考えています。
本づくりもしています。水曜日にはミライON図書館に出かけ、たくさんの本を借りてきました。その本を使って調べて、原稿にまとめて書いて本に載せる予定です。今のところ、米の歴史や米の種類、ブロッコリーとカリフラワーの違いなど、一人ひとつテーマを決めてしらべています。3月12日(金)の完成を目標につくっています。
木曜日は恒例の料理。テーマは“畑で収穫できた野菜を使った料理”でした。ハクサイの揚げ餃子、魚定食(豚汁付き)、ピザなどたくさんのメニューをつくりました。魚定食チームは、魚を自分たちで3枚におろしていました。「今回は買った魚だったから、次は自分で釣った魚をさばいて食べる。だから、週間計画で来週にしたい活動で釣りに行くという意見を出すぞ!!」といきこんでいました。来週の料理はどんなメニューになるか楽しみです。
▷トンカチ工房は、冬休み明けからパワー全開の子どもたちが、先週の床はりにつづき、壁はりとドアと窓の作業を3チームにわかれてすすめました。まず、2学期にみんなで話し合ったサイズに窓枠をつくり、そこを考えて壁板を切っていきます。何センチ重ねるか、何枚の板を使うか、と頭をたくさんつかって考え、壁はり作業も順調です。
また、今週は基礎学習も盛りだくさん。ミッキー基礎ではかけ算が一目でわかる「かけ算マシーン」を、トンカチ工房らしく木材をつかってつくりました。各チーム工夫を凝らして考えたマシーンが大好評。「あそびかけざんマシーン」「かけざんコロコロプレイマシーン」「がらがらマシーン」と、わくわくする名前もつけました。これからかけ算が楽しく学べそうです。
しのぶちゃん基礎では、地域によって畳のサイズが違うことを知り、模造紙でつくった「京間」「江戸間」「団地間」という3種類の畳を、トンカチハットの床板に並べてみました。今はまだ壁板がないので広く感じますが、九州地方が使っている「京間」の畳4枚分くらいの広さになりそうです。「何人寝られるかな?」と、楽しみがいっぱいです。
▷和華蘭館「ねごと」は、木曜日に馬場まりこさん(まりちゃん)に来ていただき、看板づくりを進めました。今回は磁土をつかって活動しました。磁土とは、磁器につかわれている粘土です。いよいよ、やきものの活動が始まったと意気込む子どもたち。職人さながらの顔つき手つきで活動に熱中していました。子どもの村の1コマは90~100分ですが、なんと120分以上も休憩なく制作を続けていました。磁土の大きな塊を自分たちの手で、看板へと変化させることに喜びと、難しさ、大変さを実感しました。来週は絵付けをします!
3学期の6年生は、中学生になる準備がたくさんあります。その1つが机づくり。中学生になったら、教室に1人1台、自由につかえる自分だけの机を置きます。先週から始まったばかりですが、順調に進んでいるみたいです。机ができるともう春です。 -
2021年1月22日
▷琴の音ファームは、気持ちも新たにくじ引きの席替えで3学期がスタートしました。何をするにも笑い声があふれ、あっという間の一週間。火曜日にはこれからつくる本の題名や本づくりの役割も決まって、さっそく作業を開始しました。手慣れたものでおとなはただただ見守っています。「旅行も行きたいよね!」という声も聞こえてきました。3学期も盛りだくさんになりそうです。
木曜日はいつものとおり料理DAY。冬休みの間に大きく育ったファームの野菜をつかってたくさん料理をつくりました。特に大きな大根を前に、どんな風に切ろうかと悩んでいる姿がとってもすてきでした。肉団子と白菜のスープ、おでん(自家製餅巾着入り)、大根のグラタン、大根のフリッター柚子胡椒風味、ちゃんぽん風ラーメン、白菜とベーコンのパスタ等々。みんな休み中も家で料理をしていたらしく、料理の腕がおとろえるどころか、勘も冴えて手早く美味しく出来上がりました。本棚のレシピ本も増えたので、どんどんレパートリーもひろがりそうです。まだまだ畑には野菜があります、毎週木曜日が楽しみです。
▷トンカチ工房は、3学期にしたいことの一つ「床はり」が木曜日に完成!!ふだんの2倍の厚みの板を切り、一枚一枚はっていきます。柱やボルトがある場所は、ドリルで穴を開けたり、のこぎりやノミで切り落としたり、何度もやり直して調整します。やすりがけでは、どちらがすべすべか比べる大会がはじまり、大盛りあがり。最後の床がピタッとはまると、みんなで手をたたいて喜び、記念撮影をしました。
「ここでお昼寝したい。」「床はりが一番楽しかった。」「ぼくは、棟上げのつぎだな。」「これで完成でもいいくらい。」など、楽しい会話がきこえてきました。
もう一つ完成したものがあります。2学期からコツコツすすめていた、去年の本です。コロナで中断した本を完成させたいという、俊太朗くんの意見で編集委員を募りました。委員の7人は、放課後に180ページも印刷してくれました。1年前の原稿を見て、驚いたり笑ったり、楽しんで読んでいました。今年の本もお楽しみに!!
▷和華蘭館「ねごと」は、今年度このクラスが始まった時から、やきものがしたいと言っていました。焼き窯の問題が意外に難しくて、探しに探しながら、1、2学期は地域研究を進めてきました。そして、ようやく3学期は、やきものをメインに活動できることになりました!久しぶりのプロジェクトは、やきものについて各自が調べて、それを発表することから始まりました。興味があったからでしょう、何を調べるか悩む子は1人もいなくて、発表する時も、モジモジする子がいませんでした。したいことができる時って、こんなに生き生きするんだなあと感じました。
翌日の木曜日に、3学期の活動計画をたてました。3月に、やきもの博物館(仮)を完成させて、学校のみんなにお披露目することに決まりました。「目標があると、やる気がでる」と発言した子がいたように、活動の見通しが立って、クラスの雰囲気が明るくなりました。
そのすぐ後のプロジェクトで、陶芸家の馬場まりこさんに来ていただき、やきものについて話をしてもらいました。前日に調べものをしたからか、磁器、陶器、釉薬など、自分が知っている話の時に、うなずきながら興味をもって聞いていました。その後、いよいよやきものづくりスタートです。クラスの名前の看板を、磁器でつくります。デザインを描いて、型紙をとるところまでできたので、来週は形をつくります。日帰りで博物館の見学にも出かけます。看板が完成したら、自分が使いたいコップや皿や置物をつくる予定です。こうして書いていても、活動が盛りだくさんで、嬉しい悲鳴です。 -
2020年12月19日
▷最終週の琴の音ファームは、月曜日に畑に行き野菜の生長観察と世話をしました。一週間前とは違い、順調に大きく育っています。
水曜日には田んぼに出かけ、藁や棒の片付けをしました。この日、いちばん盛り上がったのは、ブルーシートを使っての家づくりでした。みんなで端っこをもって「せ~の」の掛け声でブルーシートを上にあげて空気をためます。ブルーシートが膨らんだら一斉に中に入り、空気が抜けないように隙間がないように閉じます。上手く出来たときは、5分以上膨らみ続けていました。2学期の活動の中で一番まとまり、もっとも盛り上がった活動かもしれません。田んぼの片付けは、寒い中での一日中の作業でしたが、みんなは楽しみ、協力しながら活動し、最後までやり遂げました。
木曜日は、2学期おつかれさまでしたパーティーをしました。収穫した野菜を使って料理したり、ビンゴをしたりして楽しみました。メニューは、和定食、洋食セット(ブロッコリー入りチーズハンバーグ、ミルフィーユ鍋、白菜と大根とブロッコリーのグラタン)、チキンカレー、たこやきなど8チームで料理をして、たくさんの食べ物がテーブルの上に並べられました。おなか一杯になるまで食べ、満足していました。料理の片付けをしたあとは、ビンゴ。「ビンゴ~ シュート~!!」と掛け声をかけながら盛り上がっていました。
金曜日には、わら細工にも挑戦しました。3学期も今まで以上に楽しみましょう!!
よいお年をお迎えください。
▷トンカチ工房は、2学期のうちにやっておきたいことがたくさんあって、気温をみながら計画を立てました。木工、ドアと窓のミーティング、壁はりと化粧板はり、すじかいに防腐剤を塗る、2学期おつかれ乾杯と盛りだくさんです。
窓のミーティングでは、先週大きさが決まった2つの窓について、「開く窓にするか、開かない窓にするか」「素材は何がいいか」「透明な部分があるか、ないか」と、1つ1つ時間をかけて話し合いました。「思ったより大きいね。」「光が入ってくるから、透明な部分があったほうがいい。」「換気をしたほうがいいし、夏は暑いから開く窓がいい。」「高いところにあるから、背が高い人じゃないと上に開く窓は開けられないね。」と、しっかり考えた意見がでました。
「金曜日に、ちょっと豪華なおやつとジュースで乾杯しよう。」ということで、おやつ決めのミーティングをしました。「あたりめがいい。」という意見が出て、大人は「あたりめに決まるはずがない。」と思っていましたが、多数決でまさかのあたりめに決定(笑)。甘いものと辛いものを交互に食べて、「3学期もみんなでがんばろう!」と乾杯しました。
▷和華蘭館「ねごと」は、木曜日に、『STEP』完成&2学期お疲れさま&クリスマスパーティーをしました。パーティーで振る舞われた料理はとても豪華です。ラザニア、ローストチキン、肉団子鍋、リースゼリー、ブッシュドノエル、いちごサンタ。Weeklyで何回もお伝えしていますが、和華蘭館「ねごと」はシェフ揃いのクラスです。どれも絶品で、ハズレなしの料理ばかりでした。パーティーではおいしい料理に舌つづみをうちながら、2学期のがんばりをみんなで労いました。
2学期は、長崎市日帰り旅行や和華蘭料理づくり、修学旅行、長崎の地域研究、2冊の本づくりなど盛りだくさんの学期でした。特に本づくりでは、多くの時間をとり、内容の向上に努め、最高の『STEP』ができました。是非、ご一読ください。2学期を総括するならば、「身体と頭をフル活用した学期」でした。その分、冬休みは心と身体を十分休め、しっかりと充電してほしいと思っています。なぜなら、3学期はきっと最高に楽しい学期になる予感がするからです。子どもたちの口からも「3学期は〇〇○したい!」という声が聞こえています。3学期の和華蘭館「ねごと」にもどうぞご期待ください。
和華蘭館「ねごと」のみんな、2学期本当にお疲れさま。最高でした! -
2020年12 月11日
▷琴の音ファームは、今週も盛りだくさんでした。そういえばこの2学期、ファームには2人の新メンバーが加わりましたが、もうすっかりなじんでみんなと活動を共にしています。
水曜日は、予定通りバスに乗り吉野ヶ里歴史公園にお出かけしてきました。先ずは、公園近くの『ほっともっと』で前日に注文しておいたお弁当を受け取り、『勾玉づくり』の体験に挑戦しました。係の人の説明を聞いてから、真剣な顔で石を削っていきます。「むずかしかったぁ~」「去年よりうまくできた!」お弁当を食べてからは、弥生時代の集落とお墓を見学しました。祭殿では、当時は稲刈りを開始する日などの大切なことは、お告げや占いで決められていたと聞くと、みな不思議そうな顔をして模型の人形をながめていました。
木曜日の料理DAYでは、3人ずつのグループをつくり、1グループ1200円の予算で、ファームの収穫物をつかって昼食を準備するという課題に挑みました。調理直前に畑からとってきた野菜のみずみずしさ、甘さにびっくり。片付けをしながら「来週も和食定食をつくるぞ」と意気込む姿も頼もしいかぎりです。
▷トンカチ工房は、壁張りがはじまり、新しい問題が出てきました。「ボルトが出ている部分は、どうやって壁を張ったらいいのかな?」「筋交いのネジが外にとび出していて、壁が上手く張れない。どうしたらいいかな?」など、作業が中断することも・・・。
また、壁の長さを決めるために、窓とドアのミーテイングも必要になり、手作りの建物が並ぶ「西の原」に見学へ!!「この壁、鎧張りだ。ぼくたちと同じだ。」「この屋根はすごい。波板もかっこいいね。」など、視点が大工さんのようです。「この窓、上にひらくタイプだ。」「この窓枠、ホゾ彫っている。」「トッテが流木だ!」など、いろいろな形の窓やドアを見ては、どうやってつくっているのか、しくみを考えている子どももいました。なんと、西の原の建物をつくった大工さんにも出会い、床張り直後の部屋を見せてもらえる特典も。帰りには、ナフコで、蝶番やトッテの種類と値段を確認し、ミーテイング前の参考にできました。
3学期には、泊まりがけの旅行に行けたらいいな。
▷和華蘭館「ねごと」では、2学期の本「STEP」の発行日12月16日に向けて、本づくりがラストスパートに入りました。今回の本は、調べたことをまとめたり、表現を工夫したり、時間をかけて練り上げました。さらに、写真を多く使い、付録をつけ、1学期の「HOP」よりもいいできになりそうです。「たくさんの人に読んでもらいたいね。」「どうすればいいものを安く仕上げられるかな?」など、みんなで考えました。
来週は、本の完成パーティーをする予定です。 -
2020年12月4日
▷琴の音ファームは、火曜日に畑に出かけ、いつものように生長を観察したり、世話をしたりしました。ハクサイやダイコン、カブを収穫して、あるもので料理をしました。ハクサイと大根おろしの鍋やカブのスープ、ダイコンの天ぷらなどをつくって味わいました。とれたてピチピチの野菜の味は格別だったようです。
また、木曜日には、材料やレシピをきちんと準備して料理しました。ふわとろオムレツのせ(ケチャップライス)、米粉でもちもち抹茶パウンドケーキ、かぶと白菜のポタージュスープ、白菜鍋(ミルフィーユ鍋)、お寿司、米粉アニマルプチホットケーキ、米粉どら焼、米粉の抹茶スノーボール、煮込みハンバーグ~ファームのブロッコリーを添えて~、ハクサイのチーズ揚げギョーザ、中華定食(エビチリ、酢豚、黄金炒飯)の11種類のメニューを料理しました。どれも美味しくできたようです。少しずつではありますが、確実に料理も上達しています。残ってしまったものを他のクラスのみんなにも食べてもらいました。「おいしい」と言ってもらって、喜び、満足し、また、残飯もほとんどなくなり、助かりました。ありがとう!!
水曜日には、旅行の話し合いや本づくりのミーティングをしました。旅行については、宿泊してのお出かけは難しいということで、2学期は日帰りのお出かけで、吉野ケ里遺跡を見学して、勾玉づくりを体験して帰ってくると決まりました。12月9日(水)に行く予定です。また、宿泊する旅行は、3学期になりました。どこに行きたいか調べたり、発表したりしています。
本づくりについては、つくることに決まりました。今、本の名前を決めているところです。来週からいよいよ本づくりが本格化します。もしかしたら、通学生の子も、放課後に残って本づくりの活動をするかもしれません。
あと残り2週間。したいことがいっぱい! 楽しく充実した日々を過ごしたいです。
▷トンカチ工房は、先週に引き続き、屋根はり作業にとりくみました。今週はお天気にも恵まれ、作業も順調に進みます。二人組になり、長さが違う2枚の板を屋根にならべ、板がそろっていたら釘打ち開始です。張り切って釘打ちをするのですが、屋根の上での作業は、いつものようにうまくいきません。それでもトンカチ2年目の子や高学年は力があり、「うまい!」と、あこがれの存在になっていました。左右の屋根からそれぞれ板を張り、てっぺんをあわせるのにまた一苦労。でも、みんなで考え、鎧張りの屋根が完成した時には、拍手が沸き上がりました。「壁がなくてもいい感じ。」と、完成途中のハットにも大満足。
来週からは壁はり作業。ドアや窓など、話し合うこともたくさんありますが、ハットの完成をイメージしながら、寒さに負けずに楽しみます。
▷和華蘭館「ねごと」の今週の活動は、本づくりと料理の2本立てでした。修学旅行の本は先週末に完成し、売れ行きは好調です。今は、プロジェクトの本『STEP』に集中してとりくんでいます。修学旅行の本をつくった直後なので、本づくりのコツをつかんだからか順調にすすんでいます。
料理は5品つくって食べました。地域研究の料理というより、今回は、本の完成パーティをかねてちょっと豪華でした。名古屋の味噌煮込みうどん(五島うどん使用)、だし巻き卵(小値賀島の魚醤入り)、小値賀島の魚醤と刺身、焼き鳥、五島うどんのふしめんかりんとうです。味噌煮込みうどんはとても美味しかったのですが、食べてから、「クラスにも学校にも名古屋出身者がいたんだから、もっとリサーチすればよかった」と気がつきました。また、かりんとうをつくってみて分かったことがありました。五島うどんには塩味がついているので、揚げた時点で美味しくて、それに砂糖をまぶすので、食べ始めたら手が止まらない美味しさだということです。ふしめんはまだ袋にたんまりあるので、学校のみんなにも振る舞えたらなあというくらいの出来栄えでした。皆さん、お楽しみに。 -
2020年11月27日
▷琴の音ファームの畑では、いよいよ野菜の収穫がはじまりました。大根、白菜、かぶ、小松菜を収穫し、料理をしました。
木曜日の料理Dayには、おでんや餃子、クリームドリアなどが並び、トンカチさんの子どもたちにもふるまえて、満足そうでした。先週に続いて、青のり味の米粉のおかきをつくり、「先週よりおいしくできた。」とうれしそうな笑顔を見せてくれた子どももいます。米粉に混ぜる水の量を少なくしてみたようです。
旅行の話し合いも再開し、吉野ヶ里遺跡、波佐見焼き以外のやきものの見学、酪農体験、地獄蒸しプリンなど、旅行の目的が少しずつ広がってきました。予定では12月の2週目ですが、日帰りになるか、お泊りになるかは、今後の話し合いの進み具合しだいです。「温泉にも行きたーい。」なんて声も…
▷トンカチ工房は、2学期の目標を立てる所からスタートしました。というのも、全校ミーティングで、「何か楽しいことをしたい。」という意見に対して、トンカチの子どもから、「プロジェクトを優先したい!」という意見が出たからです。
クラスの話し合いでは、「ハットづくりが楽しい。」「目標に間に合わない。」「早くハットを完成したい。」など、プロジェクトのことを考えている意見が出ました。「屋根が終われば、壁張りと床張りだから終わるよ。大丈夫。」「トンカチだけのパーティーじゃなくて、ファームも和華蘭館も一緒にするパーティーも楽しい。」「トンカチがしたくないとなったら、他のクラスもできなくなるよ。」など、見通しをもった意見もでました。長い話し合いのあと、「最終日に全校でパーティーをしたい!」という意見でまとまりました。
目標を確認した月曜日から、屋根張り作業に夢中になって取り組んだ1週間でした。来週、屋根張りが完成するといいなぁ。
▷和華蘭館「ねごと」は、水曜日に、待ちに待った『ソリッソリッソ』へ、活版印刷の体験に行きました。「印刷はこんなに大変なのか!!」と実感していた子どもたち。活字を探し、ゲラに並べて固定し、機械にはめ込みなどなど、印刷できるまでに工程が沢山ありました。20分ほど準備し、ようやく“わからんかん「ねごと」”の11文字が完成。よっしーは、「インクの匂い、活版印刷機の音、プッチューっとインクが紙につく感覚が、心地よかった。」と語ってくれました。今となっては、ボタンひとつで印刷できる時代に、とてつもない時間と労力がかかる活版印刷の魅力を存分に味わっていました。
朗報です!修学旅行の本が完成しました!!是非、ご一読ください!教会や活版印刷の情報など、充実した最高の本となっています。 -
2020年11月20日
▷琴の音ファームは、月曜日に18日(水)につくる料理のメニューを話し合いました。本やパソコンで調べて出された意見が約20種類もありました。たくさんの中からカレー、米粉アニマルホットケーキ、中華定食、おにぎらず、米粉クッキー、米粉のジンジャーロール、チャーハン、お魚&お肉の定食、米粉のどら焼、米粉のおかきの10種類に決まりました。当日には体験入学の子も来ていて、優しく教えてあげながら料理していたのが微笑ましく印象的でした。
ファームの今年のテーマは、“自分(たち)で育てた米や野菜をつかっておいしく食べよう!!”です。ところが、中華定食の説明を聞くと中華麺、キュウリ、ハムを使って冷やし中華をつくっていました。あらためて今年のクラスのテーマを確認しました。
火曜日には畑の野菜の生長を観察しました。一週間前とは違いまた、一回り大きくなっていました。「ブロッコリーの赤ちゃんができてる~」と感動の声が聞こえてきました。もちろん、虫の駆除もしました。ハクサイやカブも順調に大きく生長しています。来週の料理に使われるかもしれません。料理の時間が楽しみです。
▷トンカチ工房は、みんなで屋根はり作業にとりくみました。いよいよ屋根に乗っての作業です。
4枚の大きな板と、垂木の位置に頭を悩ませていた野地板チーム。「計算で出すより、直接乗せてバランスをみたら?」という意見が出てきて、作業が動き出しました。垂木の位置がわかるように糸を張り、交代で釘を打つ様子は、緊張しながらも生き生きしていました。
防水シートチームは、野地板の横の長さを4倍して長さを出し、縦の長さから重なる部分を計算しました。釘で打てるか試し打ちをするなど、見通しをもって準備をしていました。
屋根材チームは、屋根の長さと板の長さが違うので、何センチで切ると雨がしのげ、無駄が最小限になるか計算しました。合計26枚の板を切り終え、拍手で「おつかれさま。ありがとう。」と声をかけてもらっていました。
屋根はり作業2日目は、気を付けたほうがいいことをみんなで確認しました。「あぶない時は、気づいた人が声をかける。」「下を向いて釘を打つと危なかった。下のほうは脚立にのって作業する。」「道具や釘は、屋根の上に置きっぱなしにしない。」など、やってみてわかったことがたくさんありました。頭と身体をたっぷり使い、トンカチハットづくりの山場を乗り越えています。
▷和華蘭館「ねごと」は、2学期終わりに発行する予定の本「STEP」の編集作業、修学旅行の発表の準備や本づくりなど、プロジェクトの時間だけでなく、休み時間も放課後もフルに活動しています。自分たちでどんどん進めている姿は頼もしいかぎりです。「原稿ができたんだけど、見てくれる?」「〇〇について調べたいんだけど、手伝って。」と声をかけられると、大人はうれしくなります。いそがしすぎて、ソリッソリッソの見学は、またまた持ち越しとなりました。 -
2020年11月13日
▷琴の音ファームは、水曜日、木曜日と二日間続けての料理Dayでした。テーマは“新米をおいしく食べる!”水曜日は体験の年長さんも一緒に料理をつくりました。ピーラーでジャガイモの皮をむく姿に「かわいいねぇ」と目を細めるお兄さん、お姉さんたち。お寿司、しょうゆ味の焼きおにぎり、定番のカレーライス、コーンバターごはん、五平餅風くるみ味噌餅、焼とりとだし巻き卵の和定食、黄金炒飯などなどがずらりと並び、二日間で30合以上の新米をたいらげてしまいました。
畑の野菜も育ち、和定食のお味噌汁にはファームの小松菜も入りました。そういえば、畑のブロッコリーの葉にはアオムシがたくさん…一匹一匹とっていくのはたいへんな作業です。白菜はそろそろきれいな球のかたちをつくりはじめています。まさに収穫の秋です。
▷トンカチ工房は、今週も体験入学の子が来てくれたので、木工で弓矢とゴムでっぽうをつくりました。弓矢は紐の種類や張り方を工夫して飛ばし、体育館の端までとばす子どもも出てきました。ゴムでっぽうは竹串を通す穴の大きさを考えて、飛距離をのばして楽しんでいました。
ハットづくりは屋根の垂木をとめる作業をしました。普段からドリルを使い慣れている子どもたちも、2メートル50センチの高さの建物にねじを止めるのは、思うようにいきません。何度も入れたり抜いたりするうちにコツをつかみ、作業がスムーズに進むようになってきました。高いところでの作業はチームワークも大切です。寒くなると体が思うように動かなってくるので、今のうちに作業を進めておきたいところです。
▷和華蘭館「ねごと」は、活版印刷の研究がもりあがっています。はじめは知らないことだらけでした。分担して調べていくうちに、調べる時間がたくさんほしくなり、資料もほしくなり、木曜日にはミライonに本を借りに行きました。活版印刷や大浦慶(そのぎ茶に深い関係のある長崎出身の女性)について、本を検索したりカウンターの人に書庫から出してもらったりして、こんなに読む気なのかと大人がびっくりするくらい本を借りました。
本づくりもすすんでいます。2学期のプロジェクト活動をまとめた本『ステップ』を12月に発行予定です。順調に原稿を書いています。
そしてなんと放課後には、修学旅行の原稿を書いています。記憶が濃いうちに本を仕上げて売ろう!ということで、11月19日完成予定です。原稿しめきりが13日なので、放課後の和華蘭館の部屋と図書室では、メンバーがパソコンに向かっている姿が毎日見られました。 -
2020年11月6日
▷琴の音ファームの教室に新米が届きました。6月の田植えから米になるまでの約半年、草抜きやイノシシ対策をしたり、台風や天候を気にしたり、たくさんの苦労をしました。その結果、うるち米127kg、もち米87kgの合計214kgも収穫することができました。おめでとう!!
水曜日に稲刈り、乾燥のあとの作業である脱穀の説明を聞いたり、その機械を見たり、稲を干していた棒やワラを運んだりなど田んぼの片付けをしました。木曜日にはお待ちかねの新米料理をしました。できたてほやほやの新米で鮭や昆布のおにぎりをつくりました。そのほかにも、だし巻き卵と唐揚げと味噌汁の和定食、カツカレー、おでん、餃子とエビチリとチャーハンの中華定食などたくさんのメニューを料理しました。「ものすごく、おいしい!!」「自分たちで育てた米は、売っている米よりもおいしい!!」「あまい!」と笑みを浮かべながら話し、お腹いっぱいになるまで食べ、あらためて達成感を味わい、喜び、自信をつけました。
▷トンカチ工房は、ハットの屋根の素材を決めるために、近くの建物を歩いて見てまわりました。波板の屋根はたくさんあるけど、木の屋根は見当たらず、でも『よろいばり』と『あいじゃくり』の壁を見つけ、「くぎは2か所止めているんだね。」「これはスクリューネイルだ。」と、熱心に見ていた子どもたち。出会う町の人たちにも優しく声をかけてもらい、うれしくなりました。
午後からはいよいよ屋根のミーティング。意見が出たのは、木材、波板、藁、土。それぞれの良いところの意見を出しあい、「木のほうがトンカチっぽくていい。」「波板の屋根にすると、雨の音がうるさそう。」逆に、「波板にすると、雨の音が楽しそう。」と活発な意見が出ました。防腐剤の色も決まり、みんなで買い物にも行けました。
どんなトンカチハットになるのかは、できてからのお楽しみ☆
▷和華蘭館「ねごと」は、「五島列島縦断~世界遺産を巡り、自然を満喫し、グルメを味わう~修学旅行」より、元気に帰ってきました。ただいまです!教会や自然に触れ、五感をフル活用した修学旅行でした。ネタの尽きないお土産話を、子どもたちから聞けましたか?
修学旅行で巡った五島列島をプロジェクトでも活かすことにし、今週は五島の調べ物を深めました。特に子どもたちが興味を示したのは、活版印刷。修学旅行2日目に小値賀で10年続く印刷所を見学しました。インクの匂いと活字の型、そして活版印刷機が動く姿に感動したのでしょう。活版印刷の歴史や活字について等、調べ物に夢中でした。調べていくと、長崎とのつながりも見えてきて、活版印刷の魅力がどんどん増しています。また、身近なSorrisorisoに活版印刷機が展示してあるとわかり、見学に行こうと考えています。
新たな発見の喜びを感じられそうです。 -
2020年10月24日
▷琴の音ファームは、パーティWEEKでした。水曜日は10月の誕生日パーティ、寮生は夜もパーティだったようです。木曜日は、稲刈り終わったぞパーティ。そして金曜日は、土曜日のハロウィンパーティのプロジェクト対抗リレーと綱引きの練習に励みました。誕生日パーティには、寿司ケーキやフルーツショートケーキ、お赤飯、抹茶シフォンケーキなどが並びました。恒例のビンゴゲームも大盛り上がり。二日間続けてドーナッツをつくったグループは「きのうよりよくできた!」と大喜び。収穫を祝ってつくった大福や手打ちうどんも本格的な味でした。
中間休みが終わるころには、新米や畑の野菜たちがみんなのことを待っていることでしょう。
▷トンカチ工房は、ハットづくりの10月の目標、③かりぐみ ④棟上げ が予定より1週間も早く終わったので、今週は『むねあげおわったよパーティー』をして、みんなでお祝いしました。たくさん出た意見の中から、おやつづくり、ドッヂボール、逃走中、ビンゴ、乾杯をすることに決まりました。おやつは、どらやき、ぶどうの寒天、そのぎ茶クッキーとおいしいものが完成。ドッヂボールと逃走中を思い切り楽しんで、お楽しみのおやつタイム。ところが時間が足りなくなり、チョコファウンテンはもう無理かな?と思いながら見ていたら、絶対にあきらめない子どもたち。おいしいおやつに、もちろんチョコファウンテンを食べながら、ジュースで乾杯し、おなかも心も満たされました。
餅まきもしたい!!という意見もでて、なんとなんと、ファームさんが育てた大事なもち米を8升も使わせてもらい、ハロウィンパーティで学校のみんなで餅つきをして、トンカチハットの上棟式をさせてもらえることになったのです。学校のみんなにささえてもらって、とっても幸せなトンカチ工房。みんなに感謝の気持ちと、トンカチハットが無事に完成しますように、という願いを込めて、餅まきをさせてもらいました。
▷和華蘭館「ねごと」は、五島について調べたことを発表しました。椿油や五島うどん、世界遺産の教会など詳しく資料にまとめていました。でも、「まだまだ『わからん』ところが多いから、もっと五島について調べたい」とやる気満々です。
4回目となる料理もしました。シュガーロードのお菓子「小城ようかん」は竹の皮で包むということがわかり、隣の琴野さんに相談したところ、たくさんの貴重な竹の皮をいただきました。そこで、「中華ちまき」にも初トライ!「見た目も味も売り物にできる」とみんなに言ってもらって大満足でした。定番となった「角煮」と「中華スープ」チームはすぐにできあがったのでもう一品「残り物炒め」をつくりました。どれもおいしくできて、おなかいっぱいになりました。
また、本づくりも始まり、中間休み明けはもっといそがしくなりそうです。 by福山 陽和乃 -
2020年10月16日
琴の音ファームは、稲刈りWEEKでした。月曜日は、過去の稲刈り画像を見ながら方法の説明を聞いたり、きのくに子どもの村の4年前のクラスの様子を見たりしました。火曜日は、稲刈りの準備で稲を干す棒(ウマ)を田んぼまで運びました。水曜日、木曜日、金曜日の3日間で稲刈りをしました。初日と2日目は、うるち米の田んぼの稲刈りをしました。道(迷路)をつくりながら稲を刈ったり、田んぼ全体を地図に見立てて稲を刈ったり、楽しみながら進めました。「稲を刈る感触が気もちいい」「もうすぐ終わる」「いつ食べられるかな」「どれだけとれるかな?」という声が聞こえてきました。それにしても広い田んぼです。稲を刈る、紐で結ぶ、ウマにかけるという繰り返しの作業に、途中で、「疲れた~」と言って座り込む子もいました。しかし、最高学年の5年生の子が「結んであげるから稲を刈って」と優しく声をかけながら、上手に役割を分担しながらすすめている姿も見られました。2日目の放課後も遅くまで田んぼに残って稲刈りをする子もいました。“稲刈りを終わらせて、美味しいお米を食べる”というクラスみんなの共通の目標をもち、根気強く続け最後までやり遂げました。心地よい疲労感と達成感を味わい、自信をつけました。
来週は、“稲刈り終わったぞ!”パーティーをして疲れを癒したいと思います。
トンカチ工房は、ホゾ穴確認とセメント作業、屋根にかかる木の枝を切る作業が終わり、いよいよ棟上げへと進むため、作戦会議を開きました。決まったことは、「チームを分けて、4つの壁を組み立て、それを合わせる。」と「高い柱は5年生が担当する。」の2つです。
水曜日は体育館で仮組をしました。「声を掛け合う。柱を支えている人は合図が出るまで放さない」など安全確認をして、緊張感をもって仮組に取り組みました。午後からは、柱をグラウンドに運び、土台の柱をブロックと繋ぎ、棟上げの準備万端です。
さて、木曜日。いよいよ棟上げへ。議長は、俊太朗君。作戦会議の確認、持ち物の確認など段取りよくすすめます。棟上げの場所は、奥行きも狭く、ブロック分も高くなり、作業が困難です。「この脚立、だれか支えて」「ラチェットレンチ渡すよ」など、みんなで声をかけあいました。高いところで作業する高学年に「がんばれー。」と声をかけながら、柱をしっかり支える低学年。全員で力を合わせ、丸1日かけて棟上げが完成しました。
和華蘭館「ねごと」は、研究テーマを五島にしぼって調べる時間をたくさんとりました。これまでは、日帰り旅行に2回行った長崎市について、とってもくわしくなっていましたが、最近は、五島についてもくわしくなっています。
地域研究もすすんでいます。木曜日に、島原の郷土料理「ろくべえ」、カステラ(3回目)、角煮まん・小籠包(2回目)の料理をしました。カステラは膨らまない、角煮まん・小籠包は長崎市で食べたのと皮が違うとのことで、同じメンバーが試行錯誤してとりくみました。
「ろくべえ」は、食べたことがあるのが真太朗くんとおこんちゃんだけで、つくるのは全員が初めてです。味は好き嫌いがあり、苦手な人が多いと聞きました。つくり始めると、デンプン独特の匂いに包まれ、なかなか麺状にならず、力もいるのでヘトヘトになりました。見た目は「ろくべえ」ではないらしく、和華蘭館オリジナルの「しちべえ」と名付けました。たくさん余ってしまうのではないかと心配しながら食べてみると、なんと、全員が美味しいと感じ、おかわりをする子までいました。
角煮まん・小籠包は前回より皮が美味しいと大評判でした。カステラは前回より3倍くらい膨らみました。
今回、つくりながら小さな科学者のように、おおいに頭をつかってとりくんだなあと思います。食べ終わってみんな、とても満足そうでした。 -
2020年10月9日
木曜日はたいへんご心配をおかけしました。ピンチをチャンスととらえ、避難の経路や身の安全をまもることなど確認し、運動場へ避難訓練を実施しました。
琴の音ファームでは、3週間おきに大村市のミライonへ出かけ、本をかりてくるようになりました。料理のレシピ本が中心ですが、それぞれが好きな本を真剣に選んでいます。“しあわせ米粉クッキング”“アジアのお菓子”“ショコラの愉しみ”から“世界の遊園地大全”“日本一周妖怪迷路”“世界の車図鑑”“スポーツ年鑑”“すみっこぐらしのまちがいさがし”などなど。休み時間に本を読んでいる姿もよく見かけます。
木曜日の料理Dayのメニューは、お好み焼き、栗おこわ、キャラメルフラッペ、チョコプリン、豆腐白玉かぼちゃ汁粉、海老チリetc.お気に入りの料理を何度もくり返しつくっている子もいて、どんどんきれいに美味しく出来上がるようになってきています。
トンカチ工房は、2チームにわかれて、2つの作業を同時進行でやっています。一つは、基礎工事をしたところのブロックをセメントで固める作業。もう一つは、見本の模型を見ながらトンカチハットの柱をならべ、印をつけて、ドリルで穴をあける作業です。どちらも自分たちのハットのできがかかっている大事な作業なので、緊張感あふれる真剣な活動です。完成してみんなで乾杯できるイメージをもちながら、楽しんでいる子どもたちです。棟上げできる日も近いかな…?
和華蘭館「ねごと」は、今週も盛りだくさんでした。特に木曜日は大忙し!長崎の調べ物を発表したり、料理をしたりとプロジェクトの時間が足りないほどの充実ぶりです。なんと和華蘭館には一流のシェフが多数在籍していることが判明!今回はシュガーロードに関連する、長崎カステラ、諫早おこし、大村寿司、佐賀のマルボーロ、小城羊羹をつくりました。どれも絶品の3つ星。一つ一つの工程を丁寧に仕上げていく姿は、一流シェフそのもの。「グランメゾン和華蘭館」の料理をいつかみなさまに食べていただける日が来るかもしれません。
長崎の調べ物の発表では、今まで調べてわかったことを発表しました。出島に関することやら、シュガーロード、県内の道の駅などまで幅広く情報共有しました。陽和乃さんは「3大中華街に関しての調査」を発表しました。内容は3つの中華街の中で、横浜、南京、新地の順番で満足度が高いということ。そんな発表を聞いて、大人はニヤリ。「横浜と神戸まで行かなければならない!」3大中華街を制覇したいです。 -
2020年10月2日
琴の音ファームは、月曜日に畑作業をしました。白菜やブロッコリーの苗を植えたり、カブ、ニンジン、ダイコン、コマツナなどの種をまいたりしました。みんな集中して活動し、気が付けば1時になっていました。
火曜日には波佐見焼きを見学しました。世界の窯や窯の歴史がわかる展示を見たり、波佐見焼きの歴史が分かる説明を聞いたりしてきました。最後に自分が好きな波佐見焼きを選び、帰ってきました。
水曜日は田んぼで活動。稲刈り前の草抜きをしました。前日には4回目となるイノシシ侵入トラブルがあり、柵の補強をしました。ところが…。木曜日の夜にまた侵入されてしまいました。イノシシとの戦いにはもう疲れてしまいました。あと、2週間で収穫です。もう少し、頑張ります。
木曜日は料理の日。牛丼、ビーフカレー、餃子など12種類のメニューをつくりました。買ってきた波佐見焼きに盛りつけて完成です。見た目もよく味もおいしい料理ができ、お腹いっぱいになるまで味わい大満足でした。
トンカチ工房は、3つの大きな目標を達成しました。1つ目は、水平作業。44個のブロックが同じ高さで水平になるように、穴を掘ったりバラスを敷いたりしていく根気のいる作業です。木工の時間にも、水平作業を優先したメンバーは、帰りの連絡で毎週のように残りの数を報告してくれていました。ついに、0になった時には「やった!!最後の鬼をたおしたぞ~。」と拍手と歓声が上がりました。
2つ目は、ホゾ穴彫り。先に完成させたチームが、終わっていないチームに分かれて加わり、協力して進めていきました。トンカチに初めて入ったメンバーも、はじめは緊張してノミを叩いていましたが、慣れてくると勢いよく叩く子どももいて、自信をつけていっているのがわかりました。
3つ目は、防腐剤塗り。1学期にベンチ&テーブルで防腐剤塗りを経験していたので、要領よく進めていました。
木曜日には、ミニパーティーまで計画し、じゃんけん列車とジェスチャー当てゲームで盛り上がり、乾杯で目標達成を喜びました。来週は仮り組みです。ホゾ穴がピタッとはまりますように!
和華蘭館「ねごと」のプロジェクトは質がグングン上昇中です。フィールドワークによって得た経験は、プロジェクトをより充実させます。日帰り旅行で食べた“角煮まん”と“小籠包”、“カステラ”を作ってみることに。味は最高!「こんなに美味しいとは!」とおとなも度肝を抜かれました。まだまだ広りを望めるプロジェクトです。和華蘭館より長崎の“わからん文化”をどんどん発信していきます。
修学旅行の話し合いも進んでいます。行先は「熊本、鹿児島、宮崎、大分」に決まりました。「えぇぇぇ!?そんなに周れるの!?」と思っていただければ幸いです。本当に欲張りな修学旅行を予定しています。欲張りな修学旅行にするには、越えなければならない壁も多く、毎日放課後に四苦八苦している子どもたち。難しい課題を1000倍返しで、大きな満足にかえることができるのか楽しみです。 -
2020年9月25日
琴の音ファームは、びっくりニュースから一週間が始まりました。あの台風10号に耐えてくれたファームの稲たちが、猪に入られ倒れてしまったのです。柵を強化したり、電気柵を延長したりして対策はしましたが、収穫に影響がありそうです。稲刈りまでの数週間なんとか持ちこたえてくれることを祈るばかりです。そういえば先週、田んぼに向かう道でかわいい瓜坊をみかけました。「ウリボウはかわいかったけどねぇ」子どもたちもつぶやいていました。一方畑では、これから育てる野菜のために、土を耕し、畝をつくり、マルチをしいて準備をすすめました。
木曜日は恒例の料理Day!大福、ドーナッツ、ずんだ餅、ミートグラタン、トックケーキ(米粉ケーキ)etc.ずらりとおいしいものが並びます。レシピ書きや材料の分量計算がだいぶスムーズになってきました。もちろん料理の腕も!
トンカチ工房は、先週につづき、道具の整理整頓からスタート。途中の作品や、完成したものを入れる個人の棚が完成すると、体育館のステージに運び作品を入れました。えいじゅ君宅からいただいた大きなカゴに、残った木材を種類ごとに入れ、タイヤをつけると、「めっちゃ軽い。運びやすい。」山のように重なった木材がとても探しやすくなりました。アイデアが次々と実現していき、気持ちもスッキリ!!
トンカチハットづくりでは、柱の採寸も終わり、いよいよホゾ穴の作業です。しのぶちゃん基礎で、2分の1や3分の1などを学び、ホゾ穴を彫る場所に印をつけました。ミッキー基礎では、図形からノミの入れ物をフェルトでつくり、大好評。今週は、体育館にカンカンカンと、ホゾ彫りの音が響き渡り、まるで大工さんが作業をしているようでした。
和華蘭館「ねごと」では、旅行から帰って長崎について知りたいことがどんどん出てきています。これまで集めたパンフレットを読み返したり、インターネットで検索したり、調べる活動が進みました。調べたことは模造紙や画用紙にまとめて掲示しているので、教室は日ごとに「ながさき資料館」になっています。カステラの食べ比べも盛り上がりました。
また、放課後には修学旅行の話合いが進んでいます。「五島列島縦断」「佐賀・福岡」「佐賀・福岡・大分」「佐賀・福岡・熊本」「長崎・熊本」「熊本・鹿児島・宮崎」「鹿児島・宮崎・大分・熊本」と7つのプランをそれぞれ考えています。来週の火曜日にはそれぞれの日程表を出し合って、コースを決める予定です。 -
2020年9月18日
今週の琴の音ファームは、月曜日に谷口義明くんの9歳の誕生日会をしました。乾杯と9段重ねの米粉ホットケーキを食べてお祝いをしました。火曜日は畑作業をしました。肥料をまいたり、草を運んだり秋・冬の野菜を植える準備をしました。水曜日の午前中にミライon図書館に出かけ料理のつくり方の本や図鑑などクラスや自分たちに役に立つ本を借りてきました。午後には小雨の中、田んぼに行き、水路の掃除と雑草とりをしました。収穫まであと一ヶ月。もう少しの間、雑草とイノシシとの戦いになりそうです。木曜日は料理day。ジャージャー麺、焼きそば、チーズを使わないレアチーズケーキ、チーズ入りハンバーグなど約10種類のメニューをつくりました。お腹いっぱいになるまで食べて満足していました。
トンカチ工房は、『のだけ村』に行くことができ、竹細工を教えてもらいました。竹笛、竹でっぽう、ゴムでっぽう、虫のおき物に分かれて作業スタート。ノコギリや小刀を慣れた手つきで扱う子どもたちに、「おじちゃん達の子どもの頃みたい。今の時代にこんな学校があるなんて嬉しい。」と声をかけてもらいました。トンカチハットづくりは、基礎工事のブロックが25個も完成。柱づくりもはじまりました。3~4mもある3寸角の柱を声をかけあいながら運び、緊張した手つきで、ていねいに切っていました。
先週、「作品がなくなった。」「こわれていた。」「道具がそのまま。」などの議題がでました。子どもたちのアイデアで、『自分の作品をおく棚』『高さの低い移動式の道具おき場』をつくることになり、同時進行でもりだくさんの1週間でした。何か困ったことが起こると、話し合い、アイデアを出し合い、行動する子どもたちに、日々感動しています。
和華蘭館「ねごと」は、和華蘭館「ねごと」は木曜日に第2回長崎市日帰り旅行に行ってきました。今回めぐった場所は、「出島」「新地中華街」「長崎歴史文化博物館」の3つです。
困難は旅行の序盤からやってきました。駐車場から出島まで歩いて移動しましたが、なんと逆方向に進んでおり、前に進めど出島にたどり着きません。500mぐらい逆方向に進んだ先に標識を見つけ、無事にたどり着くことができました。出島ではオランダ船の船長が宿泊する部屋や豪華絢爛な大広間を見て、子どもたちもびっくりしていました。新地中華街では1人600円で食べ歩きをしました。小籠包や角煮まんを食べ歩き。お店のお姉さんに親切してもらったよーっと大満足の子ども達。次はみんなで“ピータン”に挑戦したいと思います。長崎歴史文化博物館では、長崎奉行にふれました。奉行所を見学していると、よっしー奉行に出会い、お付き役のおこんちゃんとの寸劇公演もありました。
歩きに歩いた長崎市日帰り旅行。どうやら、和華蘭館「ねごと」は体力も必要なクラスのようです。 -
2020年9月11日
琴の音ファームでは、何はともあれみんなの無事を喜びあうと、稲が気になり急ぎ足で田んぼに向かいました。「たおれてなーい」「だいじょうぶだぁ」大きな声が響き、その後の草取りの作業にも熱が入ります。
水曜日からは秋冬野菜を育てるために畑の整備に取りかかりました。すべての野菜を根っこから抜き取り、マルチのビニールをはがし、苗や草を学校まで運びます。まだまだ暑い中の作業なので時々柿の木の下でひと休み。次に育てる野菜も決まりました。ブロッコリー、はくさい、かぶ、にんじん、こまつな、だいこん、またお土産に持って帰るのを楽しみにしているようです。
トンカチ工房は、トンカチハットの基礎工事をすすめました。ブロックの高さをそろえるために、土を掘ったり、砂利をいれたり、この時期には、とてもしんどい作業です。ブロックの高さが2、3個そろってきた時のことでした。「何か出てきた!!」「汚水ホールだ~!!」2回目の汚水ホールの発見で、心が折れそうになったのは、大人です(笑)。ティータイムで気持ちを切り替えて、ミーティング。ブロック1個分横にずらすことになりました。効率よく基礎工事をすすめるための意見もたくさん出て、ブロックを並べるところから、再スタート。木工の時間にも、基礎工事をすすめたいという子どもたちが出てきて、3分の1の作業が終わりました。来週は、ほぞ穴彫りにすすみたいトンカチ工房です。
和華蘭館「ねごと」は、2学期も、日帰り旅行は大人気。全員一致で行くことになりました。行きたい地域としたいことを調べて発表してもらうと、雲仙市、島原市、平戸市、西海市、大村市、長崎市が出ました。片道の時間を比較すると、遠い地域は、学期に1度行くことができるクラス旅行(泊まりがけ)で行く方がいいとわかってきました。その結果、2回目の日帰り旅行も、長崎市に決まりました。今回のテーマは、「江戸時代の長崎」です。出島、新地中華街、福砂屋本店、県立歴史博物館を見学します。来週の木曜日に行きます。さっそく、しおりづくりを始めました。
それと並行して、長崎県の地域しらべも進めています。1学期は、長崎市、佐世保市、平戸市、島原市までだったのが、2学期は県全域に行きたい場所や知りたいことが広がっています。 -
2020年9月4日
琴の音ファームは、月曜日に畑に出かけ生長の観察と野菜の収穫をしました。「38本目」「50本」と1本ずつ数えながら収穫していたナスのチームや収穫するのに必死になっていたピーマンチーム、先週、すべて収穫していたはずのスイカチームも立派なスイカを3つとりました。火曜日に1・2年生の基礎学習でピーマンの数をかぞえたら160個ありました。水曜日には田んぼに行き、田んぼの中に生えている草を取る作業をしました。台風で稲を心配する子もいましたが、今回は大丈夫でした。木曜日は、収穫した野菜で料理をしました。シソギョーザ、ささみシソチーズ揚げ、夏野菜カレーなど。この日は、朝から停電していました。暗いところで料理したり、電子レンジやホットプレートが使えずに困ったり、あらためて電気の大切さを知るいい機会になりました。今週末も台風が来る予報です。稲や畑の野菜が心配です。無事でありますように…。
トンカチ工房は、今週ついに、建物をたてる場所が決まりました。四角形になるように、ブロックを何度も並べなおしました。先週から苦労している対角線の長さが、ピッタリ同じになると、「やったー!!」と、大歓声があがりました。縦と横の長さも測り、必要な柱の長さがわかったことで、製材所さんへ注文もできました。また、台風対策のミーティングで、ベンチとテーブルをクラスに移動すると、他のクラスの大人や子どもたちから「本当のカフェみたい。」「いいなぁ。そこで食べてみたい。」と言われ、アイデアを出した子どもたちは、とても喜んでいました。『みさきちゃん&まりなちゃん。トンカチへようこそパーティー』では、インドカレー、たこやき、骨つき肉、ハンバーガー、カップケーキ、ラッシーと豪華メニューがそろい、久しぶりのバイキングに大満足でした。
和華蘭館「ねごと」は、「2学期が始まった」「享大くんいらっしゃい」「こころちゃん、慶久くん、和華ちゃん、誕生日おめでとう」パーティーをしました。享大くんの希望で五平餅をつくることになり、クルミ入りの赤味噌味と甘い醤油味に舌鼓を打ちました。そのほかのごちそうは焼き鳥、串揚げ、長崎名物ミルクセーキ。すっかりお祭り気分を味わいました。また、和華蘭にちなんで、日本と中国とオランダの遊びを調べ、その中からゴム跳びを楽しみました。
看板づくりや平戸名物あご(トビウオ)だしラーメンづくりと今週も盛りだくさんでした。 -
2020年8月28日
教室から
琴の音ファームは、収穫からスタートです。スイカ、ナス、ピーマンがたくさんとれました。
スイカはなんと54個!5キロ近い重さのスイカもあり、みんなで汗をかきながらがんばって運
びました。みずみずしくて甘―いスイカは、学校中で大好評でした。ご家庭でもご賞味ください。
もちろん田んぼにも行ってきました。自分たちが植えた稲がしっかり育っているのを見て、「すご
ーい」「やったー」と歓声があがりました。美味しいお米にも乞うご期待です。
トンカチ工房は、1学期からとりくんでいた小屋づくりの『小屋』という名前が、なんだかしっくりこないということで、名前を決めるミーティングからはじまりました。ひみつきち、ジャングル、ちいさな工房など、魅力的な名前がたくさん出ましたが、最終的には『とんかちハット』という名前に決まり、グッと自分たちの身近な存在になりました。すぐにとりかかった基礎工事では、暑い中、長さを測り、みんなで協力してロープを張ったところに問題発生。建築を予定していたところに汚水槽が出てきて、大人は放心状態に…。しかし子どもたちは、「違う場所に建てる」「汚水槽の床の部分に工事できる扉をつける」「移動できる小屋にする」「汚水槽の場所を凹ませる。」など、前向きな意見がたくさん出ました。とても頼もしい子どもたちに、大人も元気をもらいました。わくわくがいっぱい詰まったとんかちハットの完成が、今からとても楽しみです。
和華蘭館「ねごと」の2学期が始まりました。例年より少し短かった夏休みを終えて、笑顔で和華蘭館に戻ってきました。水曜日のプロジェクトで2学期の計画を行いました。“やきもの”や“長崎の名物を食べたい!”、“和華蘭館「ねごと」の道の駅をつくりたい”、“大村湾でつり”、“カヤックに乗る”など様々な意見が出ました。どうやら、和華蘭館「ねごと」の2学期はとても忙しく、そして楽しくなりそうです。木曜日にはクラスの看板づくりを始めました。出島をイメージした看板と焼き物の看板、2つできる予定です。皆様!乞うご期待です!
和華蘭館「ねごと」はじめての本『HOP』の売れ行きが絶好調です。本日までに21冊ご購入いただきました。プロジェクトや教科の終わりに、販売所へ確認に行き“売れてる!”と最高の笑顔。1学期の成果を肌で感じることができ、子どもたちも幸せそうです。
寮から
2学期は転入生や通学生が寮生になり、26人でスタートすることになりました。寮生が増えて、ますますにぎやかな寮になりました。しかし、高学年は10時になると静かに自分の部屋にもどって行きます。もちろん大人に言われることなく。
開校当初は、朝ごはんにパスタを作っても、500グラムを茹でても残ることがありました。今週は、パスタを1キロ茹でましたが、おかわりしたい人が多く足りなくなってしまいました。食欲もパワーアップしてきました。 -
2020年7月24日
教室から
▷琴の音ファームは、夏休み目前、「田んぼや畑での作業を終わらせないといけない!」だけど「パーティーも料理もしたい!!」盛りだくさんの最終週がスタートしました。
田んぼでの草抜き作業。午前中だけでは終わらず、午後からも有志数人で作業を続けました。
畑での野菜のお世話もラストスパートです。先週に続き今週もカゴいっぱいのナスとピーマンが採れました。5キロくらいある大玉スイカも4つ採れました。子どもたちはスイカを赤子のように交替で抱えて、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。
木曜日には1学期おつかれさまパーティーをしました。お昼ごはんをキャンセルして、煮込みハンバーグ、しそのジェノベーゼ、すずかすてら、米粉のチョコバナナパン、豆腐カルボナーラ、お好み焼きを作りました。どれもとても美味しく出来ました。予定していたBBQは突然の雨で出来ませんでしたが、ビンゴをしたり乾杯をしたり、大変盛り上がりました。
2学期はいよいよお米の収穫が待っています。今年はどれくらい出来るかな?お楽しみに。
▷トンカチ工房は、みんなで協力して、テーブルとベンチの仕上げ作業に取り組みました。4つのテーブルと8つのベンチに防腐剤を塗り、乾かしたあとテラスに運びました。「早くここで、お昼ご飯が食べたい。」と、パーティを計画しました。パーティー当日、天気予報は雨。ミーティングになり、午後からの乾杯を2コマ目に変更することになりました。自分たちでつくったテーブルとベンチでご飯を食べる!という願いを叶えるために、はくほ君のアイデアが採用されました。雨が降る中、テーブルとベンチを2階の体育館へ移動させました。試行錯誤してつくった、ベンチとテラスの軽量化のおかげです。テーブルには、お弁当、パフェ、タピオカスムージー、クッキーという豪華な料理が次々と運ばれ、みんなでおいしくいただきました。午後からは、ビンゴ・かくれんぼ・乾杯をして思い出に残る1学期おつかれパーティーとなりました。
最終日まで、根気強く取り組んだチームがあります。それは、滑り台改造チーム。乗り物を2台完成させて、滑る部分を長くのばしました。土台部分を取り付ける作業を終わらせ、「やったー!」と喜んでいました。写真と実物をお楽しみにしていてくださいね。
▷和華蘭館「ねごと」は、今週も本づくりの1週間でした。月曜日は、編集・中表紙・印刷・挿し絵など分担していた仕事も、水曜日には印刷がメインとなりました。印刷マスターはいのりくんで、丁寧で確実な仕事ぶりに、みんなが一目置く存在です。通学生が帰った後も、寮の夕食のギリギリまで寮生が印刷をし続けてくれたので、予定通り印刷が終わりました。
木曜日は、朝からみんなで丁合(ちょうあい)(ページ順に手で集めること)を始め、分担してテキパキと進めていきました。よしひさくんを中心に本の原価も計算し、無事に70冊を完成させました!
思い返すと、本づくりはトラブル続きでした。大雨休校が続いて計画通りに進まなかったり、原稿データの入ったUSBが壊れたりしました。しかし、それ以外は笑いがとまらん日々でした。編集は1人なのに自分を「編集長」と名乗るしんたろうくんや、ダジャレを連発する人や、奇妙な動きをする人がいて、いつも明るく朗らかな雰囲気でした。
和華蘭館は、活動を通してミーティングの進め方がうまくなり、意見が活発に出るようになったと感じます。自分の得意なことに気づき、また、まわりの子の様子に敏感になってきており、仕事の分担がうまくなりました。それが結果的に、笑いの絶えない楽しいプロジェクトになっているのだと思います。これらの日々は、すべて和華蘭館の初出版本『HOP』に載っております。ぜひ、購入してお読みください。 それでは、楽しい夏休みをお過ごしください。 -
2020年7月17日
教室から
▷琴の音ファームは、水曜日に大雨のあとの畑に野菜の様子を見に行きました。ジャンボピーマンの苗が少し倒れていたくらいで特に大きな被害はありませんでした。野菜も順調に大きく育っています。直径20cmくらいのスイカが3個できていました。「こんなに大きいスイカができている」「収穫できるかな?」と喜びの声が聞かれました。ジャンボピーマンを10本ぐらいとナス6本を収穫し、炒めて食べました。収穫したての野菜は格別でした。午後には大村市にあるミライon図書館に行きました。木曜日は、午前中ずっと田んぼの作業をしました。田んぼは畑と違って大雨の被害がありました。水路に土砂や枯葉や枯れ木が流れ込み田んぼに水が流れなくなっていたり、田んぼに土砂が流れ、苗が埋まっていたりなどです。草もたくさん生えていました。水路を掃除したり、草抜きをしたりほとんど休まずに作業をすすめていました。1学期も残すところあと一週間です。田んぼの草抜きだけは終わらせたいな~。晴れになりますように…。
▷トンカチ工房は、テラスの改造が急ピッチで進みました。基礎の時間で、ベンチに必要な木材を測って切るという活動をしました。「あ~1mmずれた。」「35㎝と30.5㎝を間違えた。」長さの違う杉板、足の角材、支えの柱を正確に切ることは、とっても頭を使います。「3つつくるから、足は12本いる。」「4人で切るから、一人何本ずつ切ったらいいんだっけ?」など、チームで声をかけあいながら、進めていました。終わったチームから組み立て作業をスタート。4つの電動ドリルを使って、1日がかりで完成させました。テーブルチームは、足の角材と机の幅も長くして「ベンチより難しい~。」「このビスよりもっと長いビスはない?」と試行錯誤してつくっていました。滑り台チームは、乗り物づくりに大奮闘。2つの試作品をつくり、滑ってみて問題があるところを改良していました。
今週、おもしろいミーティングがあったのでご紹介。滑り台チームからの連絡で、「ミッキーのおしりが入らなかったから、体重制限をつくったらどうかなぁ。」と意見が出ました。「大人も乗りたいなぁ。」という声をきいて、再度考えてもらえることになりました。子どもも大人も真剣です(笑)。
▷和華蘭館「ねごと」では、ひたすら本づくりに取り組んだ1週間でした。役割分担をし、完成に向けてはりきって動きました。大雨による休校もあり、スケジュールどおりにはいかず、ついに、今年初の残業。寮生3人が、寮母さんと教室の大人に残業申請を提出し、夕食後8時まで、図書室で原稿うちにはげみました。
しかし、よくばりなみんなは楽しいことも忘れていません。旅行で食べたおいしいちゃんぽんを自分たちでつくって食べようということになり、レシピを調べたり、買い物に行ったりしました。「自分たちでつくったちゃんぽんは最高!」「三ツ星や!」「いや、五つ星や!」と大満足でした。 -
2020年7月2日
教室から
▷琴の音ファームは、先週できなかったぶんをとりかえすかのように、二日間連続で“田植えがおわったぞパーティ”となりました。水曜日は料理と遊び。たこ焼き機ですずカステラ、大人気のとろけるコクのあるポークカレー、シュークリーム、チョコレートブラウニー、ガトーショコラ、チョコレートカップケーキ、コーンアイスと米粉のクレープ、甘い香りでいっぱいです。木曜日は景品つきのビンゴで盛り上がり、昼食の“流しそうめん”ではトマト、きゅうり、枝豆も流れます。流すのも食べるのもとても楽しそうでした。午後は川棚港へ行き、釣りに挑戦。初めての子もビギナーズラッキーに恵まれ、小鯛、コハゼ、きすが釣れて大喜びでした。大変だった田植えが終わり、みんなファームの楽しさを満喫していたようです。
▷トンカチ工房では、テラスにテーブルとイスをつくることになり、大村夢ファーム『シュシュ』に見学に行きました。テーブルとイスの長さを計ったり、実際に座って高さを確認したり、熱心にメモを取っていました。野岳湖公園では、アスレチックから傾斜のあるすべり台を何度もすべり、「こんな高いすべり台をつくりたい」と、イメージを膨らませていました。
見学後、デザイン決めや必要な木材を話し合い、注文しました。すぐに届けてくれた製材所さんに「おじちゃん、届けてくれてありがとう。」とお礼を伝えていました。
ハットのミーティングでは、「高いアスレチックから、すべり台をつくりたい。」「雨の日もやすらげるテーブルのある小屋がいい。」「屋根に緑の葉っぱがあるのがいいな。」など具体的な意見がたくさん出ました。どんなハットに決まるのか楽しみです。
▷多様な文化を持つ長崎を探究する和華蘭館「ねごと」は本当にお得なクラスです。“日本の近代の礎となった名所を、日帰りで見学に行けるなんて、なんてお得!”ということで、今週は長崎日帰り旅行に行ってきました。旅行の計画では、子どもたちで日程を決めたりしおりを作成したりと大忙し!
グラバー庭園を歩き、洋風建築に触れました。「この家にはお風呂がない!キッチンがない!どうやってご飯を食べるのだろう??」と子どもたちは、身近な生活と比較し、洋風建築に興味津々でした。その他、孔子廟・大浦天主堂・めがね橋などを巡りました。
お昼は「四海樓」で高級ちゃんぽんと皿うどんを食べました。みんな長崎の和華蘭文化を堪能し、今後の活動への活力をつけました。
早速、今度の旅行はどこに行くか計画中です。