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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のプロジェクト

教室から

ものづくり工房。井手浦浄水場と鱒渕ダムに見学に行ってきました。山にふった雨水がどのように流れ、飲み水になって学校までとどくのか、よくわかりました。北九州市だけで、日本列島よりも長い4500kmもの配水管がしかれているそうです。池づくりからはじまり、自然のサイクルや、普段のくらしにまで興味がひろがった2学期でした。

ひらおだいファームでは、本が完成したことを祝ってパーティーをしました。畑で育てたハクサイ、カブ、コマツナ、ホウレンソウを使った麺料理をしました。手の込んだラビオリや、ファームのコマツナを使ったみそ煮込みうどん、どれもみんなおいしく子どもたちも満足そうでした。3学期には、全校のみんなにふるまおうと計画しています。

 劇団ひらおだいでは、17日(土)「星の王子さま」の劇に特別出演しました。一夜で体育館が立派なステージに変わっているのにびっくり。照明や音響の機械を見せてもらったりリハーサルをしたりと、充実した1日でした。担当した2つのうたも立派にうたい、劇団の人からほめてもらいました。この経験を3学期の劇づくりに生かしたいです。

 平尾台研究室は、収穫した黒米をまぜてご飯を炊きました。音宜さんが炊き方を調べて準備しました。白米の1割の黒米をまぜて炊くときれいな紫色に。ほんのり甘く、わずかに酸味を感じるご飯でした。いっしょに、心平くん、温人くん、美祥人くんが研究している甘酒もふるまわれ、一足早くめでたい気分になりました。

 やきもの文化館は、2学期のまとめとして個人テーマの発表をしました。これまでも月刊誌が完成するたびに進み具合の報告などをしてきましたが、「発表」という場を設けるのははじめてです。緊張した表情もみられましたが、スライドや写真、作ったものを見せながら、みんな自分の言葉でまとめました。最新の月刊誌も「今回はミスが少ないのでは?」と手ごたえを感じる一冊です。日々の積み重ねを感じる学期になりました。

 大人のいないクラスは、今学期のまとめに追われていました。人々の暮らしのチームは、竹原さんだけでなく、ほかの方の暮らしはどんなものだったか調べるため、中島さんにインタビューをしました。とても優しい方で、平尾台に来た当時、ご飯を食べるのもやっとという厳しい生活の様子を語ってくれました。ほかのチームも、今学期の成果を発表するため、今まで書いてきた原稿を念入りにチェックしています。