なかなか入手できなかった「自由学校の設計」が増補版としてこの7月(2009年)に発売となっております。
『自由学校の設計―きのくに子どもの村の生活と学習―』
著者 堀真一郎
出版社 黎明書房
ISBN 978-4-654-01825-3
きのくに子どもの村学園の概要。従来の学校教育の問題点をどのようにとらえ、それを克服するための基本理念をどのように練り上げ、いかにして具体化しようと努めてきたかが記述されている。
- もくじ
- きのくに子どもの村の一週間―自由学校の毎日
(壁のない学校;喫茶店のある小学校;山里の小さな学園だけれど) - きのくに子どもの村の誕生まで―自由学校の構想
(不自由な子どもたち―自由学校とは何か;子ども強制収容所―今、なぜ自由学校が必要なのか;サマーヒル・スクールの実験―自由学校のモデル ほか) - きのくに子どもの村の船出―自由学校の具体化
(自分自身であること―いま一度、自由学校のめざすもの;一人ひとりがみんなと自由に―自由学校の実際 ほか)
- きのくに子どもの村の一週間―自由学校の毎日
- 著者紹介
堀真一郎[ホリシンイチロウ]
1943年(昭和18年)福井県勝山市に生まれる。66年京都大学教育学部卒業、69年同大学大学院博士課程を中退して大阪市立大学助手。90年同教授(教育学)。大阪市立大学学術博士。ニイル研究会および新しい学校をつくる会の代表をつとめ、92年4月和歌山県橋本市に学校法人きのくに子どもの村学園を設立。94年に大阪市立大学を退職して、同学園の学園長に専念し現在に至る。