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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


ラーメンができるまで(麺編)

チャーシュー、煮たまご、スープを作った翌日、メインとなる麺作りをしました。

以前にそばうちを経験していた子どもたち。

「そばのときより、かたーい。かたさがぜんぜんちがうよ」

「粉と水分がなじまんで、ずっとボソボソなんだけど、どうしよう?」

「(レシピにかかれてる量より)水をたしてもいいかな?」

「みんなの体重をかけてこねるんだー」(おんぶしあって生地に乗ろうとする)

そばのときとは、生地の様子が違うのでどこのグループからも驚きの声が聞こえました。

粉と水分をなじませようと各グループでの試行錯誤が見られました。

  • 小さくわけて、こねる
  • 大きい子の上に小さい子がおんぶしたまま、生地をこねる
    (すぐに意味がないことにきづきましたが、その光景はおもしろかったです)
  • 手に水をつけながらこねる

この問題を解決しようと頭をひねらせていました。でも、その顔は問題がでてきて困っているというよりは「やってやろう!」という感じの挑戦者のようでした。

生地を1時間程度寝かせると、次は伸ばして切る作業です。

「初めて使うパスタマシーン。」

「あともう少しで手作りのラーメンが食べられる。」

いろんな思いもあり、子どもたちの表情はどんどん明るくなっていきます。

パスタマシーンをまわして、細い麺がでてくると「うわぁー。ほんとにラーメンができた。」と歓声があがりました。

できあがった麺をさっそく茹で、前日作ったスープ、煮たまご、チャーシューと一緒に試食をすると・・・

「チャーシューうまい!」「煮たまごおいしいね」「本当にラーメンつくれたね」「全部おいしいね」

全部手作りのラーメンは、思った以上においしかったようで、みんなの顔からは自然と笑顔がこぼれていました。

このラーメンづくりで、どれだけの驚きや感動の声を聞いたでしょうか。この驚きが彼らの知的好奇心をくすぶり、この感動が自信をつくったことは間違いないでしょう。