ホーム » イベント&トピックス » 学園の様子

2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


プロジェクト名『なんでも工房』に決定!

5月だというのに、まだプロジェクト名が決まっていません。これはたいへんだ!ということで、さっそく月曜日に話し合いました。たくさん出た案の中から、「よくばり工房」と「子どもの村なんでもつくっちゃえ」の2つに絞られました。でも多数決をとるとたった1人差。

1年間使う名前なので、これでは決められないとみんな困ってしまいました。そのとき「なんでも工房っていいんじゃない」という声が。その手があったかと重苦しい空気が変わり、この名前に決定しました。ものづくりが中心で、木工だけでなく花や野菜を作ったり料理を楽しんだりする。そんな欲張りで何でも作ってみようというプロジェクトにはなかなかいい名前かなと思います。これからはなんでも工房でよろしくお願いします。

もう1つ話し合いの話題を…

みんなで大きなものをつくろう!と、ベランダを作ることは4月に決っていました。
そのベランダの話し合いが進んでいます。今週決まったのは、ベランダを作る場所と完成の時期です。

場所はホールとつなげてその横に、そして完成は7月を予定しています。

話し合いで盛り上がったのは、『屋根をどうするか?』ということでした。

「雨の日も外で食べれるように屋根をつけたほうがいい」

「太陽があたらなくなるからないほうがいい」

「屋根があると、落ち葉とかで屋根が汚れるからたいへんだ」

「でも、斜めにすれば落ちていくんじゃない」

「そうしたら陽が当らなくなるよ」

「だったら、晴れたら開けられて雨が降ったら閉められる屋根をつけたら」

「でもそれはお金がかかるんじゃない」

みんなよく考えて、たくさんの意見が出ました。どうすればうまくいくのか、なんとかならないか。話し合いはもともと、みんなで知恵をしぼってよりよい方法を見つけてだしていくためのものです。A かB かどちらかではなくて、どちらも納得できるような案を考え出す。そんな話し合いができていて、子どもたちの成長を感じました。

結局、この時間では結論が出ず、来週にまた話しあうことになりました。すてきなベランダができそうな予感がします。

野菜づくりに木工、昼食づくりも…。なんでも工房です。

みんな自分の育てたい野菜を決めて、苗を植えたり種をまいたりしました。毎日見ては、水やりや日当たりを気にしています。また、イスをつくったりウサギのフェンスをつくったりと木工もどんどん進んでいます。「つぎはタオルを入れる棚をつくりたい」と、つぎつぎ新しいものに挑戦しています。

「料理もしたい」という子が多いので、昼食づくりもしました。担当した5人は、メニューを考え、時間までにグラタンとぺペロンチーノとサラダを用意しました。これはみんなに大好評で、昼食づくりは今後もつづきそうです。

こんなふうに、さっそく「なんでも工房」にふさわしく、いろいろとしました。これからも、それぞれがみんなといっしょに楽しんでいける活動をどんどん増やしていきます。