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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


1学期 最終日

「あ~あ~。夏休みかあ~。ねえ、学校に来てもいい?」なんて声も聞こえてきます。とうとう1学期の最終週になりました。よくばりに活動してきた1学期のまとめに忙しそうな子どもたちです。
ファームのジャガイモがぶじに収穫できました。汗と苦労の結晶です。なんと、そのおイモを「ファーム収穫祭~850個もとれたんだぜい~」と銘打って、みんなにふるまってくれました。ベジタブルカレー、フライドポテト、パスタ、ジャガベーコンと、なんと4品も。ホクホクのおイモ、本当においしかったな。ごちそうさま。また、1学期にしてきた料理のレシピ集も発行します。
匠の里は、先日つくった粘土の作品を焼きあげることになりました。紙窯をつかっての挑戦です。体育館の裏に紙で窯をつくり、まる一日かけて焼きあげます。「うまくできるかな~」不安と期待でいっぱいの子どもたちですが、翌日、火が消えた紙窯に行ってみて、作品をとりだしてみると…。 ぶじ出来上がっていました。焼きあがって、すっかり固くなっています。すすで黒くなってはいるものの、まずは成功です。作品を持ってうれしそうに「こんなのできたよ~」と見せてくれました。
NUNOdeトラベルはかねてからの念願だったお店を最終日にプレ・オープン。イギリスから持ち帰った羊毛を染めてつくった作品やタータンチェックの小物、イギリスでならったお菓子、染めものバッグなどを商品として並べます。キルクハニティの様子がわかる展示もつくりました。イギリスで書きためた原稿は、まずはダイジェスト版としてきのくにの工務店といっしょに発行します。(夏休みに入って早々の完成になりそうです。)
平尾台研究室は縄文土器の復元をしています。先日作った土器の野焼きに挑戦しました。暑いさなかですが、火加減をうまく調整しながらのしごとです。最終日ぶじに出来上がってひとあんしん。いくつか割れてしまったものもあったようですが、できあがった作品をしげしげと眺めて、だいじに持って帰っています。本も完成して、いろんなことを無事にやり終えて1学期を終えられそうです。

放課後に本の編集や印刷をしたり、作品づくりをしたり、「も~。残業~」なんて言いながら、でも、なんだか楽しそう。そして表情がどことなく大人っぽく見えます。自分たちが楽しんだ活動を見える形にする意味を改めて感じます。
あすから夏休みです。子どもの村には、(ざんねんながら?)宿題も登校日もありません。2学期からのプロジェクトや基礎学習を思いっきり楽しむためにも、まずはのんびりと、エネルギーをいっぱいためてきてください。9月に元気に会えるのを楽しみにしています。