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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のようす

10月29日、新しい寮へ、待ちに待った引越しをしました。新しい部屋に新しいメンバーです。大変かなあと思っていたら、あっという間に、みんなの布団や荷物の移動が終了しました。もちろんこんなめでたいときは、ジュースで乾杯!
 新しい部屋は木の床で、いままでよりも足元があったかくなりました。そして、トイレが同じ屋根の下にあるから大助かりです。
    

  ファームは、クラス旅行で長崎の島原に行ってきました。ファームの今年のテーマはイモ。中でも今年たくさんとれたサツマイモをつかった麺、「六兵衛うどん」があると聞き、「ぜひ、ホンモノをじっさいに食べて、つくってみたい!」と旅行に行くことになりました。さっそく六兵衛うどんづくりの体験です。地元の方に教えてもらいながらのばした麺を蒸し上げ、湯がいて食べてみました。すると、麺があまい!サツマイモの甘みを感じます。ふつうのうどんとの味の違いにも気づいたようです。
 どうしてサツマイモでうどんをつくることになったのか。それは、年貢を納めてしまったあと、残されたイモをでどうやって暮らしをつないでいくか、その土地の人たちが知恵をしぼって考えだしたものです。その土地の歴史や火山とも大きく関係しています。そうしたお話も聞き、とても実りの多い1泊2日となりました。そして、なんと、クラスのお金から、学校のみんなへのおみやげまで買ってきてくれています。ありがとう~。

  NUNOでは、草木染の糸をつかって、機織りに挑戦しています。自分たちで染め上げた糸は、自然の風合いがとても優しく、その糸で織るととてもあたたかな雰囲気となりました。今回の織物は、郷土の伝統工芸である小倉織をイメージしてつくっています。秋まつりでは、NUNOのお店を出店し、ただいま織り上げている織物の販売も計画しています。お楽しみに!

 匠の里では、棟上げに向けて、クラス全員で柱のほぞ彫りをがんばっています。骨組みとなる三寸角の柱は、全部で17本。そのすべてにほぞを掘り終えました。最初は慣れない手つきだった仕事も、あっという間にコツをつかめたようです。彫り終えた柱のほぞとほぞを組み合わせてみると、「おー! ぴったりはまってる!!」と大きな歓声がわき起こりました。いよいよ棟上げも近いかな!?

 研究室では、秋まつりの準備をみんなですすめています。木の実をつかったお菓子づくりは、灰汁ぬきの作業が大変です。全部で十数回も繰り返して、ようやくお菓子に使えるようになります。秋まつりでお客さんに振る舞えるよう、準備をすすめています。


   六兵衛うどんづくりを体験しました。