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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


出発点は問題に気づくこと

先週の全校ミーティングで、電車や駅構内でのマナーが悪いという議題が中学生から出されました。通行の妨げになるところに大きな荷物を置いたり、車内が混雑しているのに空いている席を荷物で占領したり、座り込んだりしていたようです。一人ひとり気をつけて、1週間様子をみようと決まりました。そして、今週ずいぶん改善されたという報告を子どもたちから受けました。自分たちで問題に気づき、それを自分たちで話し合って解決していく姿に、頼もしくなったなと大人は密かに感動していました。
教室から
 ものづくり工房では、みんなで連凧に挑戦しています。一人1~4枚つくり、早速自然の郷の広い芝生でとばしてみました。すると、「凧がくるくる回る!」「風でからまっちゃった。」とみんなが思うように凧はとびませんでした。凧のしっぽを強くし、とばし方を工夫してみようと作戦を考えたので、また来週挑戦します。
 ファームは、安土桃山時代から江戸時代にかけてうまれた和菓子をつくりました。カステラやマルボーロ、タルトに朝鮮飴、松露饅頭、鶏卵素麺といった南蛮菓子です。それは、ポルトガルから入ってきたお菓子の影響を受けているからだそうです。このころから和菓子に卵が使われるようになりました。こうしてこの時代に和菓子のバリエーションが豊かになりました。ではこの時代に一体何があったのでしょうか。これから探っていきたいです。
 平尾台研究室は、稲刈り後の田んぼをどう活用するかを話し合いました。畑にしようか、水を溜める冬季湛水にするか考え、微生物が増えるといわれる畑にし、そこにカブを植えよう!と決めました。しかし、実際に田んぼに行ってみると、水はけが悪いということに気がつきました。カブは植えられるの?もう一度検討します。
 やきもの文化館は、来週行く旅行の計画が順調に進んでいます。ルートが完成し、見学先の予約やしおりづくりも終え、準備万端です。また、今学期初の素焼きと本焼きをしました。今回は、新しい釉薬を3種類加えました。どんな色に仕上がるのか、来週のお楽しみです。
寮から
 水曜日の夜はみんなで皆既月食を楽しみました。外にマットを敷き、月を見ながらの贅沢な夕食になりました。