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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


こうきくんが来た!

今週はともぴー(大人)の弟さんで、きのくに子どもの村小・中・高の卒業生でもある、こうきくんがやってきました。こうきくんはむずかしい試験を突破して調律の仕事についています。今回は、北九州子どもの村に長いあいだ調律されずに置いてあった体育館のグランドピアノの調律をしに来てくれたのです。それだけではなく、たくさんの中学生が特別に調律について教わる時間をつくってくれました。こうきくんの話を聞いて、子どもたちも感心しきりです。難しそうに見える仕事ですが、「静かに集中して音を合わせていく時間が好き」と話してくれました。とてもすてきな時間をすごすことができました。こうきくん、ありがとう! 

 ファームでは、1年の終わりの会でふるまうお菓子の試作がはじまりました。今までつくった和菓子や南蛮菓子をコラボレーションさせて新しいお菓子を考えました。餡は、作りなれた白あんや黒あんに加え、黄身あんもつくりました。丸ボーロやカステラにあんこを混ぜて焼いたり、2学期につくった平尾台まんじゅうに鶏卵素麺をふりかけたりします。初めての挑戦でどんな味になるかドキドキしましたが、どれも好評でした。
 ものづくり工房では、孫次凧さんの凧づくりを見学に行きました。お店に入った瞬間、たくさんの色鮮やかな凧に目を奪われます。凧づくりのプロである竹内よしひろさんは、小刀を巧みに使いこなし、あっという間に細くしなやかな竹ひごを作ってしまいました。みんなプロの技に釘付けです。小倉城で開催されている作品展も観に行きました。「あんな凧がつくってみたい」「素敵な絵だった。私も描きたい!!」とさっそく凧づくりが始まりそうです。
 研究室は、1泊2日で熊本へ行ってきました。水俣のくまも地下水財団では、冬期湛水を見学しました。愛林館では主に、田んぼによる村おこしや地域活性化について聞きました。田んぼがあることによって、人が集まり、地下水が確保でき、洪水が起こらないなど、田んぼを守る意義を改めて確認できた旅行となりました。
 やきもの文化館は、毎月恒例のパーティをしました。もちろんつかうお皿やお椀は自分たちの手づくりです。たこやき、からあげ、やきおにぎり、ピザ、ミネストローネを味わいました。来週の見学についての準備も順調です。福岡の芦屋では、茶道のお点前でつかう茶釜が有名で、重要文化財として珍重されています。その芦屋釜を町全体で復興させる運動があり、工房の方から話が聞けることになりました。