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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のプロジェクト

 先週末の熊本大地震について、全校ミーティングを開きました。「水や食料をもっていこう」「道路をなおさなくてはいけない」「がれきの撤去をしよう」など、たくさんの意見がでました。そして、長い話し合いの結果、すぐにできることをしようと考え、みんなのおやつを7月まで節約して先に送ることに決まりました。被災したみなさんが元の生活をいち早くできるように応援しています。

 小学1年生も少しずつ緊張がとれてきました。中学生や高学年のおにいちゃん、おねえちゃんにおんぶしてもらったり、おいかけっこしたり元気に走り回っています。その様子に、まわりの子たちも癒されています。

教室から

ものづくり工房は、自分のつくりたいものをたくさんつくりました。木工では、剣や弓矢、車が人気です。形や大きさ、デザインとこだわりをもって、工夫しながらつくっています。手芸では、ぬいぐるみやストラップがたくさんでき、完成したときは、とても満足そうな笑顔がみられます。

劇団ひらおだいは、『バムとケロのにちようび』のドーナツや『トラのバターのパンケーキ』『あしながおじさん』のレモンゼリーなど、絵本にでてくる料理をしました。「パンケーキのタワーができた!」「絵本でみた形にしたい」と、おはなしの世界に入ってうれしそうでした。

平尾台ファームでは、地元のうどん屋さんにうどんを食べに行きました。ごぼ天、きつね、月見、わかめなど、自分の好きなうどんを注文しました。「きつねが甘い」「汁はちょうどいい」と評論家並みのコメントが聞こえてきました。次の日は、さっそくうどんづくりに挑戦です。はじめてなので時間はかかりましたが、できた暁には「2016年4月21日、伝説のスペシャルうどん完成でーす!」と満面の笑みで喜びあいました。

やきもの文化館では、器づくり、人形づくり、絵、タイル画など、それぞれの興味のあるところから作品づくりに取り組みはじめました。みんな、今学期の個人テーマで何に取り組むか模索しているところです。また、中間休み前にはお出かけに行きたいと計画を急いでいます。今年も楽しいことが目白押しのようです!

平尾台研究室では、5月下旬の田植えに向けて2段目をトラクターで耕しました。1時間余りでほぼ2段目を耕し終わりました。機械の力に脱帽です。また、3段目にトラクターを入れやすくするために、道の整備をやり直しました。来週は3段目を耕したり、水路の整備や畦づくりを行います。クラスの人数は減りましたが、みんなで力を合わせて作業に取り組んでいます。

大人のいないクラスでは、ブレインストーミングをしました。意見を出し合ってアイディアを生み出す方法です。戦後の平尾台の歴史についての資料を読み、わかったこと、疑問に思ったことを書き出しました。今回は大きく3つのグループに分かれ、作業をはじめました。資料を探しに図書館にも行きましたが、残念ながら図書館に資料は少なく、資料探しはまだまだ続きます。