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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週の様子(1月30日)

<小学校>

 

ものづくり工房は豊前小倉織研究会に行ってきました。大事に育ててきたワタの種をとり、糸をつむぐための準備をしてでかけました。糸車をまわし、少しずつ糸ができると、「ワタが本当に糸になるんだ!」と、改めて驚きの声も。ホンモノの機(はた)で小倉織の体験もしました。代表の大和さんから、布や服、ひも、帯など、昔のひとたちはあたり前のように手づくりしてきた話も聞かせてもらい、現代の生活をかんがえるきっかけにもなったようです。

 

劇団ひらおだいでは、大きな劇のプロジェクトを開始しました。まずは、読み合わせをしながら台本の検討です。「フッ、フッ、フッ、の笑いはどんな意味がある?」「悪だくみをしている気持ちが表れているんじゃないのかな」「だったら、クッ、クッ、クッでもいいよ」と前向きな意見がたくさんでました。クラス全体に「いい劇を作りたい」という思いが高まっています。

 

ひらおだいファームでは、サツマイモ飴づくりと、青菜漬けづくりをしました。サツマイモもコマツナも山ほどあるので、机の上いちめんに野菜をひろげ、総出で仕事をします。特にサツマイモ飴は、3日がかりです。「あまーい!でもおいもの味もするね!」と、手間がかかった分、嬉しさもひとしおです。旅行は、日程が2月19日・20日に決まり、ろくべえうどんづくりやがまだすドームなど、行先も固まってきました。

 

<中学校>

 

テアトル平尾台は、立ち稽古に入りました。役者同士がくっつきすぎてしまったり、セリフがないときに棒立ちになってしまうなど、気が付いたところを修正しながら進めています。裏方の仕事も、大道具や小道具が随分進み、劇らしくなってきました。北九州だけでなく、東そのぎの学校でも公演ができたらいいなと話し合いを進めています。

 

平尾台研究室は、話し合って見学先を決めました。2月5日に、北九州市のエコタウンセンターと、福岡県の農政局を訪ねます。エコタウンセンターでは、ペットボトルと空き缶の再利用工場を見学し、農政局では、日本の米の消費量を増やす方法や、そもそも米の消費量を増やす必要があるのかなどを尋ねます。その翌週には、みやこ町で循環農法をされている農園と、町をあげて循環農業に取り組む築上町を訪ねる計画を立てています。

 

グローカル・グループは、余った食品で料理を作るドキュメンタリー映画『0円キッチン』の上映会をすることに決まりました。日時や準備するものなど課題は残されていますが、みんなで話し合い、進めていこうと思います。

 

<寮>

 

夜になると、寂しくなってしまう子がちらほら。そこで頼りになるのがホームシックを乗り越えてきた寮のみんなです。「寂しいよね?」などと優しい言葉をかけて、気持ちに寄り添っています。