「煮たまごって、ゆで卵つくればいいんよね?」
「ゆで卵って、水からいれるんだっけ?お湯からだっけ?」
「私、ゆでたまごの殻むき得意なんよ」
ゆでたまご担当になった女の子3人は、慣れたてつきで調理にとりかかりました。
たまごを茹でている間、合わせダレをつくっておくことに。
「しょうゆって大さじ25杯もいれると?」
「もう、何杯いれたかわかんなくなったー」
「そういえば、大さじって15ccでいいんだよね?15×25すればいいじゃん」
「じゃあ、375cc測ればいいだけじゃん」
女の子たちは調味料の測り方に気づくと、あっという間に合わせダレをつくってしまいました。かけざんの概念をきちんと理解し活用することで、調理器具を適切に選ぶことができました。おかげで25杯も数えなくてすみ、楽々と作業を終えました。
おいしい合わせダレにゆで卵をつけこむと、あとは一晩まつだけです。
味見がなかなかできない煮たまご。休み時間や放課後に色づき具合を確認しては、明日の試食への期待感が膨らみます。