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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


キルクハニティだより2

プロジェクト
プロジェクトでは、それぞれの活動がすすんでいます。南アルプスも北九州も「自分たちのくらしを楽しくしよう」というものづくりのクラスなので、キルクハニティにのこるものをつくっています。眺めのいいところに置くベンチ、見晴らし台、隠れ家的な小屋(ハット)、部屋のベッドの下に置く引き出しなどです。
でも、プロジェクトとしてつくる時間は2週間ほど。帰る間際になって完成では楽しめないので、1週間ほどで作り上げなくてはいけません。ガビンさんからイギリスやキルクハニティの基本的な作り方を教えてもらって、さっそく取りかかりました。時間の足りない分は放課後や休みの日を使っています。
レッスン
キルクハニティの大人のレッスンがはじまっています。当然みなさん英語で進めています。大人はよけいな通訳や手助けはしません。それでもみんな楽しんでいる様子です。
アンドルーさんのサイエンスでは、小さな投石機(マンゴネル)をつくっています。2メートルはなれたところにある高さ40㎝の塔のうえの人形を打ち落とすために、工夫典付きです。
ガビンさんのスポーツは、あいにく雨の日が多く、室内(ステーブル)ばかりです。でも、ガビンさんの楽しい英語とゼスチャーで、いつのまにかみんなニコニコして運動が得意ではない子もおもいっきり楽しんでいます。スコティッシュダンスも楽しみました。
メアリーさんのクッキングは、お菓子や夕食を作っています。メアリーさんもやさしく教えてくれて、英語のレシピももらったので、日本に帰ってからもつくれそうです。
ほかにも、アンドルーさんから英語の歌を教えてもらっています。
犬のレスキューセンターを見学
 犬が好きな子が多いということで、月曜日に犬の保護センターへ行ってきました。そこは、引っ越しや家の事情で飼えなくなった犬や野良犬などを保護して、新しい飼い主をさがすというボランティアの施設です。
 「かわいい」「この犬ほしい」と1つ1つのゲージに入った犬をみてよろこんでいました。そのあと、犬の診療所や食事をつくるキッチン、死んだ犬のモニュメントなどを見学してまわりました。
 こんな施設が寄付で運営されているところが、イギリスの社会のすごいところです。「人生の10分の1、自分の財産の10分の1は、社会やみんなのために使う」という精神がいきづいているそうです。そんな一面をみるいい機会でした。