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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のプロジェクト(小学校)

匠の里ひらおだい
匠の里でもクラスの看板をつくることになりました。どんなかたちがいいかな? どこに置いたらいいかな? みんなでアイディアを出し合いました。長方形・星型・木の形…、話し合いも盛り上がってくると「ばくだん!」「レーザー!」と、小さい子たちは、好きな形をいいだしました。そんなときは、大きい子たちが「匠の里に関係のあるものにしようよ」と、話し合いを修正してくれます。すると、のこぎり、とんかち、レンチ、お花、と自分たちの活動に身近なものがでてくるようになりました。まだデザインを考えている途中です。どんな看板ができあがるか楽しみです。
 これからしていきたいことの話し合いも進んでいます。池やえんがわをつくりたい、鍾乳洞に行きたい、おもちゃづくりももっとしたい! 匠の里の子どもたちって、よくばりだなぁ~。これから、楽しいことが盛りだくさんになりそうだね。楽しみだ!

ひらおだいファーム
今週のファームは大忙しでした。学校の子どもと大人全員(46人分)の昼食づくりや、千仏鍾乳洞の探検、そ
のときにもっていくお弁当づくりに、それらの食材の買出しがあったからです。
 46人分の昼食づくりは学校からの依頼ではじまりました。いつもお昼ごはんをつくってくれている味ごころさんが、1日だけお休みだったからです。しかし、それを聞いた子どもたちの意見は2つにわかれました。賛成の子どもたちから「このまえのお弁当づくりも楽しかったから、またつくりたい!」、「味ごころさんのいつもの苦労や楽しさを知りたいから、やってみたい」という意見が出たのに対し、反対の子どもたちからは「時間内につくれるかわからない」、「クレームがでそうでいやだ」といった意見が出ました。そのあとも話し合いを続け、最終的には賛成派が少し増えてつくることになったのです。
グループにわかれて考えた献立は、ハヤシライスを中心に副菜2品、デザート2品の全5品。お店では「4人分でジャガイモ2個だったら、46人分で何個だっけ?」、「豚肉買い                     占めたよ!」と、はりきっています。しかし、料理がはじまると「もう絶対間に合わないよぉ」という声や、4本のジャムロールを前に「46人分にわけるには何等分すればいい?」との声が聞こえる中で、ぎりぎり料理は完成しました。その出来栄えは…? 色とりどりで見栄えもいいし、なにより味もいいということで大絶賛されました。結果、反対していた子どもたちの中から「また来週もつくろうよ!」ということばが聞こえてきました。
 そして、もう1つの一大イベントは雨で延期になっていた地域の散策、千仏鍾乳洞の探検です。午前中につくったお弁当をもって出発しました。入り口から少しおどろおどろしい千仏鍾乳洞。でも中には美しい鍾乳石や石柱が並び、「あれ見て!」「これすげー!」といった声がすぐに響き渡りました。そして約400m行った地点からは、地下川の中をジャブジャブ歩いて進みます。その水の冷たさに大人は終始悲鳴をあげていましたが、子どもたちはしばらくすると「もうなれた!」と元気いっぱい。全長数千メートルの鍾乳洞ですが、照明があるのは約900mの地点までです。それ以降は全身ずぶ濡れになってしか進めないような、観光化されていない神秘の世界です。それでも、「行きたい!」「今度は水着を着てくればいいんだ」という声があちこちからあがりました。大人も覚悟を決めなければいけないのかもしれません…。
 それはさておき、今週はあまり手をかけられなかった野菜たちですが、
順調に育っています。来週は畑仕事が多くなりそうです。