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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


最近のプロジェクト

匠の里ひらおだい
火曜日に、みんなが楽しみにしていた青龍窟に行ってきました。その日の天気は、雲一つない快晴。空の青と山の緑がとてもきれいでした。そんな風景を楽しみながら歩くこと約40分。ようやく青龍窟の入口に到着しました。洞窟の中からひんやりとした空気が流れてきました。「涼しくて気持ちいい」「早く奥の方へ行きたい」と40分も歩いたのに、疲れが見えません。ヘッドライトの明かりをたよりに奥へと進んでいきました。ハイハイしないと通れない場所や水流の中を通ります。暗闇の怖さよりも楽しい気持ちの方がだんぜん上回っているようでした。「龍のおなかの中を通ってきたんだよ」「コウモリ見たかったな」と、昼食時にも話がはずんでいました。
 縁側ももうすぐ完成です。看板もできあがりました。そこで、完成パーティーをすることになりました。来週も楽しい一週間になりそうです。

ひらおだいファーム
 最近、畑仕事をメインに活動するファームが意外に力を入れている活動があります。それは木工です。何を作っているのかというと、一つは長靴を入れるファーム専用の下駄箱。畑仕事に欠かせない長靴ですが、それが下駄箱に入りきらないので作ることにしました。ふだん大工仕事をすることがないので、うまくできるか少し心配をしていましたが、杞憂にすぎませんでした。子どもたちは手際よくあっという間に立派な下駄箱を完成させてしまいました。それからもう一つは、木の食器作りです。これは、自分たちの作った野菜を、自分たちで作った食器で食べよう、ということではじまりました。今はスプーンやフォーク、バターナイフなどを作っています。地道で細かな作業なので「もう無理だ!」という声もときどき聞こえてきますが、それでも忍耐強く作業を進め、二つ目三つ目を作り始めている子どもたちもいます。
 それから、たくとくんが企画した「平尾台自然観察ビンゴ」を実施しました。これは、ビンゴのマスの目に数字ではなく平尾台で見られる動植物の写真を入れ込み、それを実際に見つけることができればチェックを入れてビンゴの数を競うという自然観察ビンゴです。企画とその準備がよくできていたこともあって、今週一番の暑さの中でも、また来学期もしたいねという声が聞こえてくるほど子どもたちは楽しくこの自然観察ゲームに参加していました。
 そして今週の畑作業は、恒例の草抜きや土寄せ・中耕に加え、わき芽かきや追肥も行いました。最近は毎週ナスやトマト、シシトウなどが収穫できます。ますます畑に行くのが楽しみになってきている今日この頃です。
 さて、いよいよ来週が今学期最後の一週間。思い残すことなく思いっきり楽しもう!

平尾台研究室
 学期末に向けて、イギリスの本づくりと発表の準備にいそがしくしています。
今週は、本の原稿を仕上げました。これからページをつけて印刷、製本となります。できあがりをおたのしみに。発表の準備は、まだまだこれからといった状況です。「だいじょうぶかな」と心配しているのは大人だけで、中学生はのんびりかまえています。
もう1つ、ホールの出入り口に屋根をつける作業もしています。これは雨を気にせずに出入りができるようにと、寮から依頼のあった仕事です。「暑い!」といいながらも、テキパキとすすめています。こちらはなんとか間に合いそうです。