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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


あたまも、からだも、こころもふとる 秋まつり

 とうとう秋まつりがやってきました。各クラス、時間を惜しんでの準備、そしてまさかの台風による痛い1日の休校を乗りこえての当日です。
 プロの劇団の劇、各クラスのプロジェクトのようすの展示や店、ミニ運動会ともりだくさんの1日です。
  
 ファームは、合わせて24丁の木綿豆腐と厚揚げをつくり販売しました。豆腐は生ものですので、何日も前からつくり置きしておくことはできません。これほどの数の豆腐を手作りするのは本当に大変です。だから前日や当日は猫の手も借りたいほどでしたが、手際よくつくる練習を重ね、なんとか24丁の豆腐をつくりあげました。そして完売御礼です。おいしく食べていただけたら何よりも嬉しいです。3分クッキングの豆腐づくりの実演も大盛況でした。アツアツの豆乳を保護者の方にもしぼってもらいましたが、「あっつい~」というさけびだけがホールに響きます。なかなか絞れません。その横で、「こういうふうにします~」と涼しい顔で豆乳を絞っていく姿はまさに「かっこいい…」のひとことでした。
 ものづくり工房は、遊び場の工事の様子をみんなに見てもらうことにしました。いちばん長い柱は、5メートルあります。それを2本と横の柱2本をつないでロープをかけて、みんなで息を合わせて一緒に持ち上げます。そして、基礎の部分にボルトで固定するのです。言葉では簡単でも、これはなかなか一苦労です。ここにいたるまでに、ほぞを掘りまちがえたり、組み方をまちがえたり、合うはずのボルト穴が合わなかったりと、ハプニングやトラブルもたくさんありました。当日の朝の練習のときは、1時間もかかっていたのに、なんと本番は22分で終了。ささっと必要な道具を用意して、うまく分担して、仕事をしていきました。息を合わせて5メートルの柱を組み立てていく姿は、これまたかっこよかったです。
 平尾台研究室の水の研究グループは、展示の準備や本の増刷、商品づくりに大忙しです。そんな中、飼育している生き物がいなくなったり死んでしまったりと、まさにてんやわんやです。ため池の紹介映像も製作し、水の研究の楽しさをみんなに伝えるために、大奮闘でした。
 やきものの研究グループは、先週した素焼きの続きで釉薬がけ、本焼きと目まぐるしく窯をフル稼働しました。お客さんのために中途半端な作品を販売することはできないと愛情を注いできた作品づくり。できあがった作品をみて、「売りたくない(手放したくない)…」という声も。素敵な作品ができたようです。つかっている粘土の違いややきものの断面図などの展示もあり、どんどん腕をあげて自信をつけ、楽しんでいる様子がひしひしと感じられます。

 秋まつりが無事終わりました。ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。展示やお店、パンプキンレース、スコティッシュダンスなど、一緒に楽しんで、感心したりしてくださり子どもたちにとって、おおきな喜びと自信になりました。
これからもまだまだプロジェクトは続いていきます。よくばって楽しんでいきたいと思います。

 
パンプキンレース    ぶじに柱が立った!おめでとう!(ものづくり工房)