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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のようす

「6年生の卒業が近づいてきた~」という感じがしてきました。中学校で使うための机づくりや卒業を祝う会の委員会も始まっています。卒業記念品のアンケートも配られました。
 子どもの村では卒業生に記念品が贈られます。その記念品もただもらうのではなく、自分の欲しいものをリクエストできます。通学に使うバッグ、腕時計、電子辞書など、人それぞれです。これまでには「月の土地」なんて人もいたような…。放課後、「これって予算内で買えるのかな~」「自分だったら何をもらいたいと思う??」そんな話が弾んでいます。

 
 匠の里のからくり屋敷の完成が近づいてきました。外壁、内壁が終わり、ロフトもできあがっています。子どもたちが建物で遊ぶ姿も見られるようになってきました。ロフトにあいた1階につながる穴を見て、「ロープでおりれるようにしたらどうかな」「はしごはどう?」「踏み台があったらいいな」と、楽しそうに話しています。どんどんイメージが膨らんで、嬉しそうにしている様子を見ると大人もわくわくしてきます。

 ファームは「甘藷百珍」の世界にどっぷりとつかっています。なにしろ、江戸時代の本です。言葉も単位も漢字の読み方も見慣れないものがたくさん。長さや重さなどは「1分」「1匁」、デンプンは芋の精(じん)などなど。新しい言葉が出てくるたびに、今の言葉にかえながら読み進めます。そうして本で手順を確認し、料理をしながら味の加減を見て、材料の分量をはかり、レシピをつくっています。まさに手も舌も頭もめいっぱい使っての活動です。
  NUNO deトラベルは、旅行で見た織りもののことをまとめ、いよいよじゅうたんづくりの計画が始まりました。「鍋島だんつう」(じゅうたん)を参考にした、綿素材のパイルのあるものと、羊毛をフェルトにしてつくるものを考えています。デザインは綿素材のほうは子どもの村の校舎を、羊毛のほうはイギリスの思い出をデザインする予定です。見学してきただんつうは、プロでも朝から晩まで織って1カ月かかる仕事とのこと。果たしてどうなるのでしょうか。

 平尾台研究室は、旅行の計画が形になってきました。宿の予約のために電話をかける姿が見られます。行き先は四国です。平尾台を軸足に、四国の国定公園や瀬戸内の生活にも関心を広げています。本の原稿も着々と仕上がってきているようです。
 いよいよプロジェクトも大詰めになって来ました。

 

床板を打っています。