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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のようす

 
 ファームは、江戸時代のレシピ本「甘藷百珍」の再現を通じて、当時のサツマイモ料理に詳しくなってきました。でも、考えてみると、当時の人々がどのような調理器具で料理をしていたのか、サツマイモ以外に何を食べていたのか、そもそもどのような生活をしていたのか、ほとんど何も知りません。というわけで、江戸時代について調べていきます。六兵衛さんの次は江戸時代。楽しくなりそうです。

 NUNOはパイルのあるじゅうたんとフェルトのじゅうたんづくりの準備をしています。パイルのほうは旅行で見てきた鍋島段通を参考にしています。枠づくりからはじめていて、120㎝の木材に5mm間隔で240本の釘を打ち、縦糸を張りました。色糸を注文するために、デザイン画を見てパイルの目を数え、なに色がどれだけ必要か計算します。さっそく根気のいる仕事が始まっています。フェルトのじゅうたんは羊毛を洗い、毛の方向をそろえるためのカーディング作業に追われています。みるみるふわふわになっていく羊毛を見て、期待も膨らみます。アイデアを出し合っての大きな作品づくりが始まっています。

  匠の里は、つくった凧や紙ひこうきを飛ばしに平尾台自然の郷に行ってきました。以前も凧上げに行きましたが、今回の凧は以前と一味違います。というのも、セミ凧で有名なまごじ凧さんから凧づくりのコツを学び、その上で作成した凧だからです。あいにくの強風で、凧の骨が折れたり糸がからまったりするトラブルもありましたが、ユニークな凧が平尾台の空を舞いました。また、からくり小屋づくりも、ついにドアが入るなど、順調に進んでいます。

  研究室は四国へ旅行に行きました。まずは香川県です。ここで大きなサヌカイトを採取しました。さっそく石器づくりの相談をはじめています。つぎは日本三大洞窟の一つである高知県の龍河洞へ。ここはたくさんの土器が出土しており、弥生人が住んでいたといわれています。洞窟内は意外に快適で、弥生人がここを住みかにしたのもうなずけます。また、ここには石灰岩で覆われた壺が残されています。「神の壺」と呼ばれ、世界で龍河洞にしかありません。その美しさに感銘を受けた子もいるようです。