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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


いろんな交流をとおして 学びも深まる

 ものづくり工房では、もっと楽しめるツリーデッキにするアイデアをもらうため、嶋立さんという方がつくられた遊び場の見学にいきました。大きな木のそばに手づくりの広いデッキ、ブランコ、丸木橋、ハンモックなど楽しい工夫がたくさんあるところです。時間いっぱいあそんでも遊びたらないくらい。「どうしてツリーデッキをつくろうと思ったんですか?」ときくと「自分が楽しみたいからだよ」との答え。そんな話に子どもたちからも笑顔がこぼれます。帰ってからの話し合いで、「ハンモックをつけたいな」「すべり台も」「蹄鉄投げもあったらいい」など気持ちがふくらんできています。
 ファームでは冬野菜の植え付けをしました。もちろん種苗も自分たちで買いに行きます。ホームセンターではわからないことを店員さんに聞いたりして、欲しいものを手に入れてきました。また和菓子づくりでは、江戸時代に食べられるようになった葛饅頭、そば饅頭、栗饅頭をつくりました。ただし、初期のころの栗饅頭には栗が入っていなかったそうで、形を栗に似せていたという栗饅頭をつくりました。砂糖(黒砂糖)も使われるようになり「やっぱり甘いあんこはおいしい~」との声があがっていました。
 平尾台研究室では、近くの川の水生生物調査をしました。きれいな川で、たくさんの生物がみられ、中学生たちはとても興奮していました。木曜日は山口県の後畑棚田の見学にいってきました。棚田百選に選ばれたものの、過疎化が進み、保存が難しくなってきたそうです。一部荒廃しているところもあり、現実の厳しさを感じてきました。
 やきもの文化館では、テーマ研究がすすんでいます。たとえば「茶の湯文化」では、茶碗、茶道具、茶室、茶菓子など、自分の興味のあるものから調べています。また、先日電動ろくろを寄付してくださった陶芸家の大村さんが学校に遊びにきてくれました。中学生の作品づくりのようすをみてくだり、子どもたちもおおいに刺激を受けました。