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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


梅雨です

 ファームは、とことんしょうゆづくりをしました。ダイズと麦を温めると麦がぷっくらとふくらみクルクルとまわりだしました。予想しなかった動きに子どもたちの目も釘づけでした。ダイズ、麦、麹をまぜて2日間置くのですが、こうじ菌が活発になるとすぐに温度が上がります。40℃を超えないように15~30分おきにチェックしました。その温度管理のために通学の子は6時まで、寮の子は9時まで学校に残りました。おいしいしょうゆができるか楽しみです。一方、畑では育てている夏野菜が病気になったので農事センターに原因と対策を聞きに行きました。写真を見せると病気の名前を教えてくれました。「全部わかってスッキリ!」という声も聞かれました。
 ものづくりは、予定していた桶が辻(←パラグライダーの基地のあるところ)登山は雨のため延期になりました。そこで、おもちゃづくりを堪能しました。つくるおもちゃは、木工だけではなく手芸、紙ひこうき、からくりおもちゃ、理科実験といろいろあります。「ふね」ひとつとってもゴムやモーター、ほかけなど動力はさまざまで、ちゃんと進むかどうか池に浮かべては試行錯誤しています。
やきもの文化館は、クラスのテーマ「九州からやきもの文化を探る」の第1弾として福智町にある上野焼陶芸館へ行ってきました。話をしてくれた方が窯元の方で、工房見学もできました。目の前で作品をつくってくれたのですが、ものの20~30秒で形になっていく様子を見てみんなおどろいていました。まるで手品のようでした。また、陶芸館へ向かう途中に陶芸の先生から電動ろくろをいただき、これで学校の電動ろくろは4つになりました。これからは、もっとたくさんの作品がつくれそうです。来週は、今年度初めての素焼きです。
 平尾台研究室は、ついに田植えをしました。イノシシよけの柵を全部竹でするには時間がないと判断し、応急処置としてネットをはり今後ボチボチと竹の柵にしていく予定です。田植えが終わった田んぼを見て「田んぼらしくなったね」「この2年間の努力がやっと、むくわれたね。」「いやいや、収穫まではわからんよ。」そんな会話がチラホラと聞こえてきました。楽しい田植えの後は楽しい焼肉パーティーです。肉三昧で満腹になり、心も体も満足です。水の管理や病気の予防などこれからも大変になりそうですが、ときどき焼肉パーティーをしながら頑張れそうです。

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