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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のプロジェクト

今週は、新1年生の体験入学があり、8人の年長さんが来てくれました。はじめてのお泊りにホームシックで泣いている子もチラホラ。「わかる、わかる。その気持ち。」「いっしょに寮にいこう。」と声をかける姿がみられ、やさしい空気が流れました。ホームシックを乗り越え、翌日の朝にはスッキリと頼もしい表情で登校してきました。この経験から、いつか彼らが大きくなったとき、同じようにやさしくできるんだろうな。やさしさの連鎖を見たような気がします。

教室から
 ものづくり工房は、お昼ごはんにカレーをつくりました。竹筒でお米を炊き、お皿やスプーン、おはしは手づくりです。火をつけるところから挑戦しました。杉の葉はよく燃えることや燃え続けるためには、薪や空気が必要だということなど作業しながらいろいろなことに気づいています。今回はうまく火がついて、おいしいカレーをいただきました。
 劇団ひらおだいでは、3学期にする劇について話し合っています。「昔話がいいね」「北九州にもおもしろいお話があるよ」「外国の物語にもいいものがあるよ」とさまざまな候補があがっています。登場人物やあらすじを調べて、今月には決定したいな。どんな劇になるのか楽しみです。
 平尾台ファームでは、パンの材料づくりに取り組んでいます。サトウキビから砂糖を、海水から塩を、生クリームからバターをつくりました。塩は予想よりも少なかったようですが、できあがったときは大喜びでした。また、リンゴ、ブドウ、干しブドウで天然酵母をつくり、パンを焼きました。発酵が少ないところもありましたが「いつものパンよりもおいしかった」「香りがいい」など好評でした。
 やきもの文化館は、萩にお出かけに行きました。目的は萩焼宗家として400年つづく坂高麗左衛門窯への見学です。歴代の当主がつくった茶碗を間近で見させてもらったり、茶碗で抹茶を頂戴したりと、贅沢な時間を過ごしました。宗家に伝わる萩焼の歴史の話を聞いて、日本の歴史だけでなく朝鮮や中国との関係にも興味が広がっているようです。
 平尾台研究室は、5月から育てていたアイガモをカモ肉にしました。近くでアイガモ農法をしている野口さんに教えてもらいながら、丁寧に作業を進めました。みんな神妙に、そして興味を持って取り組んだ貴重な時間でした。来週、収穫祭でおいしくいただく予定です