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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


9周年終了~!!

 今年度も終わりの日を迎えました。3月15日の一年のおわりの会は、委員会の子どもたちが入念に準備をしてくれたおかげで、滞りなく進み、とてもいい会になりました。今年度は6名の中学生と9名の小学生が卒業です。卒業生は200人以上の人の前で1分間のスピーチをします。それぞれが、自分の言葉で自分の子どもの村での生活をふりかえって話します。
「中学校の楽しいポイントを教えます!①授業が楽しい。教科を楽しく教えてもらえるからラッキーだ。②プロジェクトでは、枠にとらわれず楽しい企画をじぶんたちでたてられる・・・」
「ここの学校に来て、自分の目標ができた」
「これまでの学校ではいろんなことを大人が決めてきたけど、話し合っていろんなことをきめられることがすごいと思った」
堂々としたものです。その成長ぶりに目を潤ませる大人もいました。
 中学生は全員希望の進路に進みます。大人にはさみしい思いもありますが、新たな歩みを応援しています。遊びに来てくれる日を楽しみに待っています。小学生は全員中学校に進みます。小学校から巣立ってしまうのは少しさみしいけれど、中学校で活躍する姿が見られるのが楽しみです。卒業おめでとう!

 翌日は、1年のはじまりの会のダーツで当たった「みんなで焼肉」の焼肉パーティが開かれました。お米は堀さんから、野菜は保護者のみなさんからたくさん寄付をしていただきました。(お肉は買いました。)好天に恵まれ、暖かな日差しの下で美味しいお肉と野菜をいただきました。ご協力いただいた保護者の皆さん、堀さん、お腹いっぱいいただきました。ありがとうございました。おいしかったです。

 そして最終日は、9周年を締めくくるにあたって、みんなでタイムカプセルに封をしました。中身は寄せ書き、できたての本、今年1年間いろんなところで撮った集合写真などなど。タイムカプセルと言っても、土に埋めるものではなく、保管箱です。9年後まで、北九州子どもの村のどこかで眠っています。9年後が楽しみです。

 プロジェクトの方もさいごのさいごまで大忙しでした。
 ものづくり工房は、竹のすべり台の工事の最後の追い込みです。週の始まりの段階で、すべるところの骨組みが完成していない状況です。しょうじき「無理かな~」と大人はこっそり思っていましたが、集中力がすごかった。水曜日、木曜日はあいにくの雨でしたが、雨がっぱを着てしごとを進めました。雨の中の仕事はとても大変です。でも「なにがなんでも完成させる」という気持ちと、みるみるできあがっていくすべり台がうれしくて、いつも以上のスピードで作業が進みました。火・水よう日は放課後の残業もして、木曜日に無事完成です。金曜日の打ち上げパーティーですべり初めもしました。なかなかのすべり心地で、気分も上々です。
 ファームは本づくりウィークでした。放課後や寮の子は夕食後も印刷作業に追われています。そして、その合間を縫うようにして、醤油を完成させ、最終日のパーティのためのレシピをつくり、お饅頭や南蛮菓子をつくりました。盛りだくさんの最終週でしたが、最後は乾杯をして労をねぎらいました。お土産はファームお手製の味噌としょう油です。
 平尾台研究室は、畦を完成させ大きな石を穴に落とす予定でした。しかし、雨の中の作業は思うように進まず、断腸の思いで断念しました。一方で、1年の総まとめの本づくりは無事に終えました。この1年間の研究活動のすべてがわかるはずです。過去最長の本です。しかし価格はいつもと同じ100円。お買い得です。
やきもの文化館は、畳を敷いてお茶会を開きました。茶碗・お茶菓子・柄杓・お抹茶をいれるなつめは自分たちの手作りです。亭主と客人に分かれお茶会を進めました。以前体験し学んだ作法を思い出しながら、念願の茶会を実現しました。また、それぞれの研究報告もしました。回数を重ねるごとにレベルアップしています。
 1年間、めいっぱい楽しんだ九周年が終わりました。おつかれさま~。また来年も楽しもう~!!!
syousyo yakiniku