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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週のプロジェクト (12月7日)

小学校
ものづくり工房は、基地の工事が本格的に始まりました。まず、床と壁部分をつくるチームにわかれました。「切るからしっかりおさえてて!」「ちゃんと垂直がとれていないよ!」と、お互いに声をかけあいながらすすめています。長いクギを打つのも一苦労なようですが、大きな材木をあつかう仕事は、いつもの木工の時間とは、また、ひと味ちがうワクワク感があるようです。
平尾台ファームは、待ちにまった旅行でした。奥阿蘇では、ピザ窯を見ました。大きな窯が三つもあり、子どもたちは窯の構造をよく見ていました。ピザづくりもしました。「ファームでつくる生地より、よくのびるね」、「バターを手に付ければくっつかないのか!」と新しい発見がありました。ほかにも、ガンジー牧場や、1学期にもお世話になったタコス屋さんに行きました。たのしい満腹旅行でした。
劇団ひらおだいでは、クラス旅行の話し合いをしました。発表する劇や今年のテーマに関係のありそうな場所をみんなで調べました。「秋吉台に行って平尾台とくらべてみたい」「赤間神宮の近くで最後の源平合戦があつたみたいだよ」「落人伝説はいろんなところにあるね」と多くの候補が上がりました。どこに行けるか楽しみです。

中学校
 くらしの文化館は、たたら製鉄のふるさとである島根県の出雲にいきました。雲南市の菅谷たたらでは、唯一現存する高殿を見学し、鍛冶工房で鉧(けら)から鋼材にする鍛冶の様子を見ることができました。安来市の和鋼博物館では、たたらの仕組みや鉄の歴史について学び、天秤ふいごの体験もできました。子どもたちは、本や映像でしか分からなかったことが、現地に行ってはっきりイメージできたようです。熱心に見学する子どもたちに、菅谷たたらの旭さんから貴重な真砂砂鉄もいただきました。
平尾台研究室は、石垣の整備・個人研究・黒米のもみすりといろいろな仕事があった1週間でした。個人研究は中間発表の日も決まり、本格的な研究も出てきました。石垣も高くなってきて、年内の完成が見えてきています。1年も大詰めの雰囲気で、忙しさが増してきています。
テアトル平尾台は、基礎練習の様子と創作劇の台本をプロの役者さんに見ていただき、アドバイスをもらいました。口の形や姿勢、しなやかな身体づくりなど、今後も自分たちで取り組んでいけそうです。また、台本はアドバイスを元にさっそく話し合いをしました。エネルギーを使う作業ですが、「いい劇になりそう」「はやく役決めをしたい」という声が聞こえています。
 グローカル・グループは、地図作りの時間を多くとり作業を進めています。車道や登山道などに分けて道を書きました。これから、おすすめの場所やお店などたくさんの魅力が詰まった地図をつくっていきたいです。また、来週テアトル平尾台とパーティーをすることになり、合同で話し合いをしました。いつもは二人で話し合いをするので、人数が多いのはとても新鮮でパーティーが楽しみです。