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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週の様子(2月21日)

<小学校>

 

ものづくり工房。染めもの作家のはらのさんにきていただき、紡いだ糸を濃い黄色に染めました。「いろんな植物で実験してみたい!」「どんな作品をつくろうかな」と、つぎの活動を計画中です。豊前小倉織研究会にもう一度うかがいました。糸車でつむいだ糸の長さがあわせて300メートルちかくになり、「こんなに糸ができた!」「織ったり染めたりしたいな」と意欲的な声がきこえています。

 

劇団ひらおだいは、急ピッチで劇の練習や準備をすすめています。立ち稽古がはじまり、台本を見ずにセリフを言えるようになりました。大道具や小道具、音響も劇をささえる大事な仕事です。「もっと大きくしたほうがお客さんに見えやすいよ」「にげる足音と、おっかける足音はリズムを変えたほうがいいんじゃない?」と、工夫をかさねています。

 

ひらおだいファームでは、長崎の雲仙に旅行へ出かけました。サツマイモでつくったうどん、「ろくべえうどんをつくりたい!」と計画した旅行です。ろくべえに関係のある普賢岳の噴火や島原の被害・復興の様子も学んできました。「これ、全部灰なの!?この岩も飛んできたのかな」「軽トラが溶けてるよ」と、自然の威力と恐ろしさを痛感しました。2日目は念願のろくべえうどんづくりです。「こねたら、黒くなった!」「芋の味がする」と、五感をつかって楽しみました。

 

<中学校>

 

テアトル平尾台は、音を入れる場所や道具の出し入れについてみんなで確認しました。また、前回ビデオ撮影をして気がついた課題を修正し、2回目の撮影もしました。よくなっている部分もあれば、新たな課題も出ています。それでも、練習していく中でアイデアを出し合ったり、互いに指摘しあう場面が増えてきました。まだまだ課題はありますが、力を合わせて乗り越えられそうです。

 

平尾台研究室は、畑の土づくりをしました。先週訪ねた進農園さんのアドバイスを参考にしながら、まずは自分たちの畑の土の問題点を出し合い、実際にどうなのか実態調査に取り組みました。すると、栄養分の偏りや土の深い部分での水はけの悪さなどの問題が判明しました。これから解決策を検討していきますが、その一つとしてもみ殻くんたんづくりをはじめています。また、平尾台研究のチームは、10以上の調査項目表を片手に持ち、放課後の時間をつかってごみ調査をはじめました。どのような結果が見えてくるのか楽しみです。

 

グローカル・グループは、今年の活動をまとめた本を作っています。学校の残飯をなくすことから始まり、食品ロスについて考えたことを中心に書いていきます。また、一人ひとりが気になったテーマを調べたり、活動をしてきて気づいたことや一年を通して思ったことをまとめたりしています。

 

<寮>

今週、平尾台には雪が降りました。みんな雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり、大喜びでした。そうかとおもえば春のような陽気の日もあり、先週に引き続き寒暖差が激しいです。元気に遊んでいる子もいますが、体調不良を訴えてきている子もいます。引き続き、気をつけてみてあげてください。