ホーム » イベント&トピックス » 学園の様子

2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


今週の様子(1月29日)

<小学校>

ものづくり工房。2階の小屋をたてるチームと、手すりをくみ立てるチームに分かれて、どんどん作業がすすんでいます。鎧ばりという仕方で壁に板をうつと、「かっこいいね!」「ここ、ぼくがうったんだよ」と、子どもたちも誇らしげです。グランド側に手すりがつきました。まっすぐの柵をつくるために、材木の間隔を細かくメジャーではかる作業や、スコヤで直角を何度も確認する仕事に苦戦しました。時間をかけてつくり上げた手すりに、子どもたちのうれしそうな表情がみられます。

劇団ひらおだいでは、それぞれがしらべものに取り組んでいます。例えば、世界の動物、アイヌ民族のくらし、黒人差別、じゃがいもからでんぷんをとり出して、わらびもちをつくる、音楽の歴史、夏目漱石、冒険劇をつくるなどです。冒険というテーマから、いろいろな興味関心がひろがっています。また、「冒険者たち」の最後の場面の台本が完成しました。来週から劇の練習が始まります。

ひらおだいファームでは、豆や野菜に関する調べものに取り組んでいます。各地のみそを日本地図に書き込んだり、野菜につく害虫を調べたり、それぞれの興味はちがいます。「みてみて、世界でいちばんでかいカボチャだって。すごくない?」「平安時代では、イチゴのことをイチビって言ってたんだって」と、知ったことを楽しそうに話していました。次は、どんな発見があるのかな?

 

<中学校>

 

テアトル平尾台は、役が決まりはじめ、エンジンがかかってきました。配役の話し合いでは、したい役に関わらず全員でセリフをまわしてみたり、それぞれの役の特徴をもう一度考えてみたりと、みんなが納得できるようじっくりとすすめています。「どうしてもこの役をやりたい!」とオーディションに挑む真剣な姿には、心が動かされます。台本の完成もあと一歩です。

 

くらしの文化館は、壁板や床板をはりすすめています。作業量が目で見てわかる内装の工事に、モチベーションもあがり、真剣な表情で取り組んでいます。「床板、割れてる!」「次の板がはまらないよ」と、アクシデントもありますが、要領をつかめばお手のもの。家具作りでは買い出しに出たチームもあり、2月中の完成に向けてエンジンがかかってきました。

 

グローカル・グループは、今週中に収穫した綿をすべて糸にすることを目標に、綿の作業をしました。綿のゴミ取りと種取りは終わり、綿筒づくりと糸紡ぎを同時に進めています。毎日、おそくまで学校に残って作業をしましたが、目標を達成できたかどうかは…。来週お伝えします。(葉咲くら)

<寮>

 

学校が始まって2週間。忘れ物がちらほら増えています。ご家庭で持ち物に名前を書いていただきますようお願いします。脱衣所や食事のテーブルに置き忘れた布マスクも、名前があれば持ち主さんにすぐに返せるので助かります。