6年生の修学旅行のミーティングが4月に始まって、やっと出発の日になりました。11月14日~18日の4泊5日の旅です。
日本中の行きたいところを調べて候補がたくさんあがったものの、みんなの意見がどうしてもまとまらず、投げ出したくなることもありました。
それでも話し合いを重ねて、やっと、みんなの意見がひとつになって旅行のかたちが見えてきたときの感動は大きかったです。14日の放課後、大勢の見送りを受けて、元気に出発しました。
今回のルートは、京都・姫路・広島をめぐる、日本の美しい景色や建物、歴史をいっぱい味わう旅です。大人としては「こんなに見学先にお寺が多くて、本当に楽しめるのかなあ」と心配をしていましたが、そんなものは無用でした。本当によく見て、庭園や襖絵、建物の美しさをいっぱい感じたようです。「すごい。もう、すごすぎる」とつぶやく声をあちこちで聞きました。満面の笑顔と感動の連続です。なにをしても楽しそう。
旅の最中は、大人はほとんどついて行くだけです。自分たちで声をかけて「ここに何分いますか?」「じゃあ、2時にここに集まってください」「特別展は見ますか?」などなど、自分たちで旅を進めていきます。
旅を終えてインタビューしてみました。「なにか、来年の子にアドバイスはある?」と聞くと、「あるよ。話し合いを楽しくした方がいい」「みんなの意見がうまくひとつになるように」
長い話し合いを重ねてじっさいにしてきた旅が、本当に楽しくて満足できたことでまたひとつ自信を深めたようです。さっそく、この思い出をまとめるための本づくりを始めています。「書きたいことがいっぱいある~」という声が聞こえてきています。