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2019(平成31)年4月。長崎に新しい自由な学校が誕生します


あっというまに雪景色

 木曜日の夕方4時くらいからちらつきはじめた雪が、みるみるうちにつもりはじめて、あっというまに真っ白な世界になりました。積雪15cm。子どもたちは大喜びで、雪の中で走りまわっていました。

 ものづくり工房は、1泊2日で旅行に行ってきました。長崎の「ハタ(凧)資料館」では、凧あげの体験をしました。「ぱっと手を離すだけで高くあがったんだよ!」と学校に戻ってきた子どもたちは興奮気味です。どうやら、竹の皮がついた薄くて軽い竹ひごを使うことにポイントがあるようです。そのほかにも、長崎凧のルーツである出島や、八女で八女和紙づくりをして伝統工芸についても教えていただきました。
 ファームでは、今週もポルトガル菓子を作りました。鶏卵素麺など、繰り返し同じお菓子にチャレンジするグループや、新しいお菓子にチャレンジするグループなど様々です。それにしても、お菓子には大量の砂糖と卵が使われているなぁ。どうしてポルトガルには砂糖や卵がたくさんあったのかな?調べているうちに、どうやら奴隷制度と関わりがあることが見えてきました。
 やきもの文化館は、見学先について話し合い「芦屋釜の里」へ行くことに決まりました。茶釜の説明を聞いたり、茶室でお茶の点て方、お菓子の頂き方などを教えていただく予定です。時間に余裕があれば九州国立博物館にも足を延ばしたいと現在調整中です。作品づくりでは、抹茶茶碗、土鍋、お皿、小物など、乾燥棚がいっぱいになってきました。来週はいよいよ窯焚きです。
 研究室は、2段目の棚田の開墾を集中して行いました。予定していたところは一応掘り返し、遠目から見ると田んぼらしくなってきました。だけど、田んぼの真ん中には大きな石があります。どうやって掘り出そうかと思案しながら、掘り出し作業も行いました。雪がちらつく寒い中、今週も肉体労働。寮に帰ったあと、いつもはおしゃべりな子が、ちょっと無口になるくらい、体力を使いはたしてきたようです。
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