よくある質問(Q and A)
Q1:正規の学校なのですか。
A1:山梨県知事に認可された正規の私立の小・中学校です。設置者は「学校法人きのくに子どもの村学園」です。
Q2:全寮制ですか。
A2:通学生もいます。ただ、地元の子で寮生になる子もいます。寮生は、毎週自宅へ帰る「週末帰宅生」です。
Q3:不登校の子が通う学校なのですか。
A3:「体験学習」「自己決定」「個性尊重」など、私たち独自の教育理想や方法に共鳴する子どもと保護者によって選ばれる学校です。したがって「不登校の子のためのフリースクール」や「問題のある子のための私塾」ではありません。
Q4:障がいをもつ子や不登校の子は入学できないのですか。
A4:寮生活や学校生活をおくるにあたって、特別な世話が必要な子は入学できません。不登校であったかどうかは、入学の合否基準にはなっていません。
Q5:お金はどれぐらいかかりますか。
A5:入学金の他に、小学生の場合、通学生が約81万円、週末帰宅の寄宿生が約135万円です。これには教材費・食費・施設拡充費等を含みます。ただし修学旅行費などは別途必要です。
Q6:小学校の卒業生の進路はどうなっていますか。
A6:ほとんどの子が南アルプス子どもの村中学校へ内部進学します。
Q7:中学校の卒業生の進路はどうなっていますか。
A7:きのくに子どもの村中学校、かつやま子どもの村中学校からの卒業生は500人をこえています。たとえば、かつやま子どもの村中学校では1期生から9期生まで約100人以上が卒業し、ほとんどの子が希望する学校へ進学しています。行き先は地元の公立高校(国・公・市立)、私立高校、高等専修学校、海外留学など様々です。きのくに国際高等専修学校へ進学する子も多くいます。また、海外のボランティアやワーキングホリディなどに参加する卒業生がたくさんいます。高校卒業後も、大学へすすむ子が多く、教育、医療、芸能、科学など様々な分野に羽ばたいています。国内外で、名門校とよばれる大学に入学する子も少なくありません。
Q8:学力は大丈夫ですか。
A8:私たちの考える学力とは、好奇心をもって創造的にものを考える力です。この点においての学力は身についていきます。また高校受験や英語検定などを控えている子たちは、必要に応じて自主的に学習します。この学校では受験用の授業はありませんし、学力試験もおこないませんが、ほとんどの子が目標の高校へ進学します。実用英語検定の成績を見ても、他の学校と遜色ありません。
また高校進学後は、クラス・学年でトップの成績をおさめる子も少なくありません。2010年度におこなった卒業生(高校生)の学年末試験の調査では、平均して学年169人中21番でした。
さらに詳しく知りたい方には、『増補版 自由学校の設計』堀真一郎著 黎明書房 をご一読ください。